2030年にセカンドビザ終了??ワーホリビザでオーストラリアに2年間滞在できなくなる理由

こんにちは!この度、なんとオーストラリア最大のファームコミュニティFamz(ファムズ)がブログを始めやした!理由は、トップページのAboutのとこで読んでね!ツイッターもあります(@famzau)。

そして、記念すべき一発目の記事ですが、「2030年にセカンドビザ終了?」という「まじ炎上して!」という強い思いを込めたタイトルで始めたいと思います。もっと言うと「2050年に人間は働かなくてよくなる?」というタイトルにしてもいいくらいです。これは最後に説明します。

まずこの論理を展開するのに、なんでオーストラリア政府が他国にはない唯一無二のセカンドワーキングホリデービザという制度を作ったかという背景から理解してみましょう。簡単に言うと、オーストラリア経済は資源及び農業や漁業に依存していて、2,400万人ちょっとの人口(2016年現在)では、これらの基幹産業を支えるマンパワーが足りないからです。

ということは、オーストラリア政府もしくはファームなどの雇用主がこのマンパワーを必要としなくなったら、セカンドビザ制度というのは成り立たなくなるわけです。

そして昨今、ファームっていうのはマニュファクチュアリング(工業化)の方向に向かっているんですね。農業の工業化です。工場で大量のネジを作るように、パナソニックは工場で大量の野菜を福島やシンガポールで生産し始めてます。

Panasonicの野菜工場

参考:Panasonicの野菜工場

クボタもヤンマーも無人で耕作などの作業ができる自動運転トラクターを公表(2016/7/9日本経済新聞)。中国企業もドローンを使った技術で農業へ参入。トヨタもIHIも工業で培った技術で農業へ参入しているわけです。農業のIT化です。

技術の進歩は人間が予想しているより早く進むといいます。その根拠に経つと、オーストラリア政府が必要しているファームや漁業での仕事がいずれ機械に取って代わられ、2030年くらいには政府がセカンドビザを与える制度が崩れてしまうんですね。

もっと言うと、冒頭にも申し上げた通り、超低コストで効率的に工場が食物を作ってくれるようになると、食べ物が限りなくタダに近くなります。それで、最終的には働かなくても食っていける時代が2050年くらいにきてしまうんですね。ベーシックインカムなどの議論が最近多いのもこの兆候なんでしょうか。さぁ、働かなくても食べていける35年後に備えてあなたは何をしますか?

どう生きるか悩んでいる人は以下記事読んで下さい。

自分探しをしにワーホリに来て悩んでいるあなたへ

おすすめの本もあります。
生きる意味 (岩波新書)

コメント

  1. charlie より:

    今日ちょうどこの記事のような会話をして、今記事を読みました。
    食べ物が工業製品になるなんて信じられない事態ですね。でも大企業が続々と参入して実際にやっている。野菜の必須栄養素を数字できっちりまかない、天候にも左右されず、病気、害虫被害も無いという、最高です。でもそれだけじゃないと私はおもうのです。人の手で作られる物、太陽と土、天候、害虫、その他もろもろの厳しさがあって、それが自然なことで、生きることだと思うのです。工業的に作られる物には何かが足りないはずです!そう、洋服も靴も本当に自分に合う物なんてないです。
    確かに工業的農業は必要です。人口を支えないといけません。あるいはそういう食べ物を望んでいる人もいるでしょう。
    私はこういうものは必要としないです。つまり、人の手で作られる物は不滅だと思います。選択肢として人は働いて行くと思います。

    • たばけん より:

      コメントありがとうございます。「人の手で作られる物、太陽と土、天候、害虫、その他もろもろの厳しさ」をグリーンハウス内で作り出せれば(既に作り出されていますが)、できてくるものは同じような気がします。人の手で作るものは不滅かもしれませんが、ノスタルジーとして残るくらいだと思います。電子メールあるけど、あえて手紙を送るとか。

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