オーストラリアの次期潜水艦はフランスが受注。建造はアデレードにて

本日4月27日オーストラリアの新聞社シドニーモーニングヘラルド(Sydney Morning Herald)の記事によると、次期潜水艦の受注先がフランスに決まったようです。日本は技術優位があったものの、輸出経験に乏しかったのが敗因のよう。

Mr Turnbull said in Adelaide on Tuesday morning that the decades-long program would create about 2800 direct jobs and help Australia transition to a 21st century economy.

マルコム・ターンブル首相は10年がかりの長期プログラムによって、約2,800人の直接雇用が生み出され、オーストラリアの21世紀経済を後押しするだろうと述べました。

Mr Turnbull said that “the bulk of the work will be done here” in Adelaide though there would be a supply chain that stretched across the country and some components such as the US-made combat system will be sourced overseas.

また、ほとんどの潜水艦建造作業はアデレードで行われるが、国内各地にサプライチェーンは広がっており、いくつかの部品はアメリカ製の戦闘システムは海外から調達されるだろうと述べました。

額が大きく、日本とオーストラリアの軍事的つながりの強化による中国包囲網の構築が期待されていただけに非常に残念です。

live door newsなんかは、「ターンブル氏が経済連携を重視する中国は、豪州側に日本から潜水艦を調達しないよう、圧力をかけていた。」と報じています。

輸出経験に乏しかったと言われても、武器輸出三原則を緩和したばかりの日本が輸出経験を積むのは困難です。そもそも、あからさまな敵国がいないオーストラリアがこんな最新鋭の潜水艦なんかもって何するのって感じですが。

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オーストラリア次期潜水艦4兆円ビジネス日本候補最下位。地元新聞の報道。

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