確実に安くなっていく海外送金手数料、低い手数料により起きる生活の変化

2016年1月20日にファムズのFacebookコミュニティ内限定で共有した記事についてもう一回触れたいと思います。

本日1月20日日経新聞で、2018年にオーストラリア含むアジア11カ国での国内銀行による海外送金手数料が10分の1になる予定とありました!

現在銀行の個人向け海外送金が5,000-6,000円なので、500-600円くらいになるんでしょうね。
背景にはもちろんFinTechの台頭があって、TransferWise、ペイクイック、ビットコインを介しての格安送金など、銀行業務の新規参入の脅威があるんでしょうね。
日経記事読むの有料ですが、無料で読めるページあったのでシェアします。

http://textream.yahoo.co.jp/message/1003853/3853/35/20

という内容。ゆうちょ銀行だったら、現在2,500円で海外送金可能だと思います。世の中が便利で安くになっていくという前提に立てば、この金額が下がっていくことは確実でしょうね。

これが、例えば海外送金手数料500円になるとワーホリの生活に何が起きるか。

例えば、ワーホリで200万貯めてオーストラリアに行こうと計画立てていたとします。

よくあるのが、50万くらい現金で持って行って残り150万円を日本円で残しておいて、クレジットカードでポイント貯めながら使ったり、新生銀行のカードで必要に応じてお金をおろしたりする生活。海外送金とは無縁の生活です。

しかし、海外送金が1回500円くらいに下がるとどうなるか。まず、オーストラリアでの銀行口座開設までにかかる日数だけ生きれる生活費を最初にもっていく。そして、その200万円をオーストラリアの銀行に海外送金する。銀行での金利は、大体どこの銀行も現在ネットサーバーとかで1.8%。定期預金にすると機関によりますが、2.4%くらいです。

例えば、2.0%としたら、200万円×2.0%÷12ヵ月=3,333円/月入ってくるわけです(オーストラリアドルでですが)。ということは、海外送金手数料500円を差し引いても2,833円毎月利子で入ってくるわけです。生活費や最初に掛かる費用もあると思うので、200万円全部預金とまではいかないと思いますが、それを差し引いてもこの金額なら、充分お得でしょう。

ざっくり計算ですが、こんな感じです。口座維持手数料とかは海外送金しようがしまいが、働くのに銀行口座つくったらかかるので、ここでは無視してます。

留学生とかは、現在の海外送金手数料だとしても、オーストラリアに着いた瞬間、全部日本円送金して、高利回りで運用した方が賢いですね。マイナス金利実施してる日本ですから、個人の金利が急激に上がることもまず考えられないでしょう。

ちなみに為替変動とかは当たり前に無視しています。あと銀行金利も課税対象になるので、そういった全てのリスクは各自とって下さい。

オーストラリアって10年前くらいは、銀行預金金利5%とかだったて言うのが羨ましいです。

海外送金手数料が下がっていくと資産フライトする人が増えそうですね。個人的にはどっちの国の通貨が暴落するか分からないので、日本円とオーストラリアドルをバランス良く持っておくのがいいと思いますがね。

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