【タスマニアのファームの評判悪化】セカンドビザ求人を餌に時給$1.35労働の被害報告

タスマニアと言えば、オーストラリアに来た人なら多くの人が行ってみたいと思う南の離島。離島ってなんか胸がときめく気持ちはすごく分かります。ただ旅行をしに行くだけでは、もったいないので、ついでにファームワークもしていこうという人も多いのではないでしょうか。

チェリーシーズンが始まる前に前乗りしてまで、タスマニアで働こうとする人もよく聞きますね。ストロベリーやアップルに関わる仕事もあるみたいですね。

あんまり行く人少ないので話聞かないし、タスマニアだから安心と安易に考えている人も多いのではないでしょうか。以前「バンダバーグで騙された!悪名高くなってしまうバンダバーグファームの構造大公開!」にも書いた通り、オーストラリアのほとんどのファームは悪徳と呼ばれるほど異常ではないです(だとしたら今頃全滅してます)。

ただ、ブログとかが「騙された」か「バカみたいに稼いだ」のどちらかに振れないと集客できないという事情があるので、偏った情報が行きわたっているだけです。

実際は、上記のバンダバーグ記事に書いている通り、初めての田舎という環境、初めてのキレイでない家、初めての韓国人(例)からの命令に最初だけビックリしちゃうだけなんです。

1ヵ月もすれば慣れます。ちなみに、シーズンを外してしまってファームに行って仕事がないとか、天候悪化で仕事がなくなったとかは、また別の話です。仕事ないじゃないか!天候コントロールしろよ!っていうのは、難しいと思うので。

それで、今回のタスマニアの被害ですが、まず以下英文ご覧ください。今月5月19日の最新記事から抜粋です。

A small business owner has been fined $70,000 by the Federal Circuit Court after he was found to have used inaccurate job ads to lure young backpackers to remote Tasmania and pay them as little as $1.35 an hour.

Harold Jackson, the former operator of Harold’s Glass and Hardware and the Rhythm & Vines cafe in Queenstown, has been been found to have underpaid five backpackers – all aged in their 20s – around $43,000. (参考:smart company)

タスマニアでなんと、時給$1.35で20代の5人のバックパッカーを雇って働かせていたんですね!

宜しくないですが、例えば百歩譲って、時給$15で最低賃金だったとかならまだ分かります。ただ今回は、時給$1.35!!すぐ辞めるでしょう。

ただ、ここでタスマニアの怖いのが、これも以前「バンダバーグで騙された!悪名高くなってしまうバンダバーグファームの構造大公開!」で触れましたが、簡単にどっか違うところに行こう!シティに戻ろう!っていうのが大陸ほど容易ではないんですね。

仕事の機会も限られているし、大都市に行くならスーツケースにパッキングして飛行機に乗らなきゃいけないし。

今回は、セカンドビザのサインという餌もあって、時給$1.35という信じられないオファーで働いていたらしいのですが、離島タスマニア恐ろしいです。なんでもありな感じですね。

さらに記事にはこうあります。

The court found Jackson placed ads on Gumtree and in backpacker hostels that claimed he would “sign off” on people’s working visas after 88 days.   (参考:smart company)

88日働いたらセカンドビザにサインするというのは、上記で触れましたが、この悪魔の求人が載っていたのは、ガムツリーとバックパッカーホステル内の求人なんですね。

「日本人も英語で求人を探せ」というコメントよくありますが、英語だからって全ての情報が安全ではないのですね。

今回のニュースになった被害は、ファームではなくカフェのようですが、実際僕のFacebookコミュニティにもタスマニアのファームでスーパーバイザーから暴言を吐かれてFairworkに行こうと思っているという相談がありました。タスマニアのファームの評判は落ち続けているようです。

ファーム名も聞いていますが、ご本人の許可を取っていないので、詳細を伝えることはできませんが、そういった例もあるそうです。移動しずらさをいいことに傲慢になっているのかもしれませんね。これが離島タスマニアで働くデメリットです。

だから、Cabooltureとかのように何かあっても速攻ブリスベンに戻れるところに人気が集まるんですかね。片道1時間ちょいなんで、休みの日でもブリスベンシティで遊べますね。働く機会もやたら多いですし。

Cabooltureのストロベリーファームの実態。写真付き現地速報!求人でよく見るカブーチャってどんなトコ?

最低賃金をきちんと確認しましょう。ファームでの歩合給にも最低賃金はあります。

【ワーホリ必見】オーストラリアの最低賃金 レストランの時給やファームの歩合給の例

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