留学・ワーホリ中に日本人同士でつるむべきか避けるべきかの完全回答

海外に留学もしくはワーホリに来て、必ず誰もが悩むのが、日本人同士つるむべきか、それとも日本人を避けるべきかという悩み。

僕も今はオーストラリアに住んでいますが、過去に中国に1年2ヵ月、フィリピンに3カ月、マレーシアに4カ月、アメリカに4カ月留学したことがあり、毎回この悩みに直面していました。

そしてこの5カ国もの海外での生活によって、自分なりに導き出したこの悩みに対する完全回答をここではシェアしたいと思います。

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1.日本人同士つるむケース

まず、海外で日本人同士とつるむケースについてですが、このケースはいつも批判の的になります。典型的な例が、「せっかく海外に留学しているのになんで日本語で日本人とつるんでるの?日本人の友達なら日本で作ればいいじゃん」という批判。

意識しなければ、英語ができるできないに関わらず、人間同じ民族同士かたまってしまいます。同じ見た目の安心感や似たようなバックグランドの人が集まった方が、コミュニケーションストレスが低く楽なので当然です。人は易きに流れます。母国語だと情報収集も効率的にできます。

語学留学で英語の上達がその人の目的なら、日本人同士つるむことに対する批判は正解だと思います。これは次のケースで詳しく説明致します。

ただし、これが該当しない場合もあります。例えば、現地就職を目指している場合です。日本人が海外での現地就職を目指している場合、最大の武器は日本語が話せることです。そして、就職先がコネで決まることが良くあります。

日本人のネットワークがないと、突出したスキルがない人以外は、現地就職が厳しいでしょう。しかも、いやらしい話ですが、留学に来ている日本人留学生の家はお金持ちが多いです。オーストラリアだと年間500~600万円の学費と生活費がかかります。4年生の大学に通っていれば2,000万円は軽く超えます。この金額を払える親はどこかの会社の社長だったり、大企業の上層部であることが多いので、将来この間接的なネットワークが役立つかもしれません。

もう一つの日本人とつるんだ方がいいケースが、英語も学びにも来ているけど、そこの海外での生活を楽しみたいと思っているケース。

特にワーホリとかは、休んでいる一年を海外で思いっきり楽しみたいという目的もあると思います。ならば、誰とつるもうが楽しければいいのじゃないでしょうか。他のワーホリの人から「せっかく海外にいるのに日本人同士でつるんで」なんて批判されても、シカトして楽しめばいいと思います。やっぱ欧米人とは笑いのツボや日本語独特の言い回しの笑いとかか通じないので、本気で楽しめないことが多いです。そこを無理しなくてもいいのでは?

むしろ、それらを批判している人は、他人を批判しているひまがあったら、自分の英語学習に集中しとけばいいのにと思います。みんなが自分と同じように英語学習だけを目的に海外に来ているわけではないことを理解すべきです。

「楽しんでいる人は悪、真面目に勉強している人は善」みたいな謎の考えが日本にはありますよね。いつ死ぬか分かんないんだから、目の前にある瞬間を楽しんだ方がいいのに。

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2.日本人を避けるケース

意識高い系の人に多いのが海外でこの日本人を避けるケース。同じ日本人から「なんだあいつは」と非難されることもまれにあります。私も留学していたときは、まさにこのケースでした。目標は英語を上達させることだったので。

そして、日本人を避けると英語の上達面で言うと効果は明らかに実感できました。全てのパソコンや携帯のセッティングも英語に変え、辞書も英英辞書を使い、聞くもの見るもの全部英語にしたら、脳みそが完全に英語対応になりました。人間はやはり環境の生き物だと実感した瞬間です。

母国語が日本語の皆さんは、寝ているとき以外は常に何かを日本語で考えていると思います。それが身の回りのもの全てを英語にすると、数カ月経てば、いつのまに脳内で英語で一人でつぶやいている状態になります。

なので、英語で話しかけられて返すときも、脳内で翻訳することなく、反射で英語がスラスラ出てくるようになります。脳みそがトランスフォームした瞬間です。

もっと言うと、ネイティブだけと話した方がいいです。留学生同士だと、お互い限られた語彙の中で話すことになるので、こんな言い回しをするんだなどの発見が減ります。しかも、自分が相手に話すときに、ネイティブが使うような言い回しを知っていたとしても、相手が留学生だと、「この言い回し使っても分からないだろうな。」となり、自分の英語にブレーキをかけ、結局簡単なお互いが理解しやすいシンプルな英語を使うことになってしまいます。

これだとリスニングもスピーキングも成長速度が落ちます。英語力の向上が目標の人は、「なんだあの嫌な奴」と思われようと、「欧米人好き」と言われようと、「アメリカかぶれ」と言われようと、「英語はツールでしかないから伝わればいい」とビジネスマンから言われようと、「世界の大半はネイティブ英語じゃない英語を使っている」と知識人から言われようと、そんなもんシカトして、突き抜けるくらいネイティブと英語勉強すればいいと思います。孤独との戦いはあると思いますが頑張って下さい!

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3.そんなどちらのケースよりも大事なこと

ここまで、2つの異なるケースについてそれぞれ説明しましたが、実はそんなことよりももっと大事なことがあります。それは、人間力です。英語で言うとpeople skill。

例えば、現地就職をしようとして、日本人とコネクションを作ろうと思っても、突出したスキルがなければ、一緒に仕事をしたい人を雇おうと思うのが人間です。一緒にいて楽しいと思える人間力が必要になってくるのです。

また、日本人を避けて外国人のネイティブスピーカーとつるもうと思っても、外国人からしたら、コミュニケーションが困難なその人とつるむメリットはありません。それこそ、英語でのおもしろい言い回しが通じる奴といた方がストレスなく楽しいに決まってます。

それを乗り越えるには、相手が日本に興味があるか、スポーツなどの言語と関係ない共通の趣味で楽しめるかなどの条件が必要です。女性であれば、下心ある外国人男性などたくさんいるので、それらがなくても、ネイティブと友達になれることはあります。男はつらいよの世界です。

ある意味、語学学校やチューターなんて、相手に興味のない外国人にお金を払って、その間を繋ぎ止めているような見方もできます。だって、生徒がお金を払わなかったら、その関係は成り立たないわけですから。

そして、日本語でも人を引き付ける人間力がない人は、僕の経験から言うと、外国人を引き付けることもできません。思っているよりネイティブの友達ができない原因は言葉の壁ではなかったりします。アメリカにいたとき、日本にも全く興味のない外国人たちと一緒につるめていた男の先輩がいて、尊敬していました。

究極を言えば、人間力さえあれば、日本にいたってお金を払わずに外国語ネイティブの人とつるむこともできるのです。その外国人はそいつといて楽しいんですから。友達でもそれができているやつがいて素直に凄いなと思います。

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まとめると、現地就職したい人は戦略的にネットワーク作っていけばいいし、人生楽しみたい人は全力で海外生活楽しめばいいし、英語勉強したい人は突き抜けるほどストイックに勉強すればいいということです。

そして、どれを実現させるにも人間力って重要になってきますが、そこを磨くことも忘れずに。何が言いたいかというと、周りの目や意見は無視して、愚直にまっすぐ進めばいいということ!意外に他人なんて自分のことを気にしていないものです。自分は自分のことばかり考えているでしょ?

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