語学学校とか留学先とか選ぶときに、せっかく海外で勉強するので、日本人が多いエリアを避けたいという人は多いはず。そこで、各種統計データを見て、僕(@famzau)が邦人の少ない都市・地域を調べたので、ご覧下さい。
主に参考にしたのが、外務省の調査統計、各領事館のデータ、JETROなどの調査機関のレポートです。但し、これらの数字の正確性に関しては一切の責任を負いかねるのでご了承ください。
海外に日本人ってどれくらいいるの?
まず、オーストラリアという国にいる法人数を見る前に、そもそも海外に住む日本人ってどれくらいいるの?って思うことがあると思いますが、外務省の海外在留邦人数調査統計平成28年要約版(平成27年(2015年)10月1日現在)によると、海外在留邦人の数は、131万人だそうです。
平成27年(2015年)10月1日現在の集計で、わが国の領土外に在留する邦人(日本人)の総数は、131万7,078人で、前年より2万6,903人(約2.1%)の増加となり、本統計を開始した昭和43年以降最多となりました。このうち、「長期滞在者」(3か月以上の海外在留者のうち、海外での生活は一時的なもので、いずれわが国に戻るつもりの邦人)は85万9,994人(同6,307人(約0.7%)の増加)で在留邦人全体の約65%を占め、「永住者」(当該在留国等より永住権を認められており、生活の本拠をわが国から海外へ移した邦人)は45万7,084人(同2万596人(約4.7%)の増加)となっています。
しかも、2015年の調査で、海外に住む日本人の数は過去最多を記録しています。グローバリゼーション真っ只中ですね。僕はこのトレンドを「海外への挑戦」というより、「日本からの逃避」とみていますが。
この在留邦人の定義は、「海外に3か月以上在留している日本国籍を有する者」ということなので、オーストラリアにワーホリや留学しているほとんどの人はこの統計の数に含まれますね。
内訳をみると、長期滞在者より永住者の増加が著しかったようです。また、在留邦人を男女別で見ると、男性が48%、女性が52%と、1999年以降一貫して女性が男性を上回っているようです。
どの国に移住しているのかというと、グラフを見て分かる通り、実はオーストラリアは世界で三番目に日本人が多い国だったんですね。2015年で、89,133人います。その数の伸び方は先進国の中では、一番ではないでしょうか。ただ、オーストラリアは実は移住したい国としての人気は落ちています。
・まだオーストラリアに移住したいですか?海外移住先ランキングで人気を落とし続ける豪州
オーストラリアの移住先としての人気が落ちている理由としては、簡単に言うと、日本が貧しくなっていて、新興国の移住に人気が出ているからです。10年連続、移住先人気1位の新興国を知りたい人は、上の記事をチラッと覗いてみて下さい。
オーストラリアの都市・地域別の日本人数
冒頭でも少し触れましたが、オーストラリアに語学留学などするときに、日本人を避けたいという人は多いはず。もちろん英語の上達のためです。留学中に日本人とつるむべきかどうかについては、以下記事をご覧ください。
・留学・ワーホリ中に日本人同士でつるむべきか避けるべきかの完全回答
では、都市・地域別の日本人数は以下のグラフのようになっています。現時点で発表されている中で最新の情報が2013年10月1日となります。
シドニー | 27,114人 |
メルボルン | 14,298人 |
ゴールドコースト | 9,219人 |
ブリスベン | 8,986人 |
パース | 7,600人 |
ケアンズ | 3,193人 |
これの結果を見て、僕なんかは肌感覚としておかしいと思うわけです。なぜなら、これは絶対数だからです。その都市の人口に対する日本人の割合の方が、「うわっ、日本人多いな」って人間思うからです。僕の直観だと、ケアンズやゴールドコーストが日本人多いなって肌感覚としてあります。
オーストラリアの都市別日本人数の割合
ということで、調べてみました。以下が各都市の人口です。2014年の統計ですが、そんなに2013年と変わらないと思います。
シドニー | 4,840,628人 |
メルボルン | 4,440,328人 |
ゴールドコースト | 614,379人 |
ブリスベン | 2,274,560人 |
パース | 2,021,203人 |
ケアンズ | 146,778人 |
このようになっています。ブリスベンの人口は2.2百万人で、札幌市1.9万人と同じくらいですかね。ちなみによく中国人が言うのは、オーストラリアの全人口23.1万人は、上海都市圏の人口27.9万人より少ないと言って笑っています。
さらに、これらの数字から各都市に住む日本人の割合を見てみましょう。
シドニー | 0.00560 |
メルボルン | 0.00322 |
ゴールドコースト | 0.01501 |
ブリスベン | 0.00395 |
パース | 0.00376 |
ケアンズ | 0.02175 |
はい、肌感覚があたりました。オーストラリアで都市別で日本人の割合が多い都市は、こうなります。
1位:ケアンズ
2位:ゴールドコースト
3位:シドニー
4位:ブリスベン
5位:パース
6位:メルボルン
ということで、独自に調査した統計結果でした。このブロガー(@famzau)をコンサルタントとして雇いたい企業の方は、以下連絡先までご連絡くださいwこれくらいのレポートであれば、2時間くらいでできちゃいます。
Famz編集長:famz.au[at]gmail.com
他にもこんな記事がおすすめ。
- 【在住者が語る】オーストラリアで転職する方法!駐在求人の多いエージェントはここだった。
- 【保存版】オーストラリアで絶対おすすめなクレジットカード3選!旅行・留学・ワーホリに必携!
- 【保存版】オーストラリア旅行に必要な持ち物65品!本当に忘れ物はない?準備OK?
ということで、「オーストラリアで日本人の少ない都市・地域ランキング!オーストラリアには日本人がどれくらいいる?」でした。