【重要】タリーのバナナファームで働く人は絶対読んで下さい。求人終了?最新のニュースからおすすめの時期まで

こんにちはー。オーストラリア最大のファームコミュニティFamzの管理人をしている者(@famzau)ですー。

最近、どうやらタリーのバナナファームに関する良くない情報が多く投稿されているので、ちょっと調べてみました。コミュニティメンバーからの現地最新情報をチェックしたい方は、Facebookグループを覗いて見て下さい。

ということで、名前は伏せますが、どういった内容かと言うと、

タリーに住む友人から「大手バナナファームが2社倒産し、140人近くの現地人を含めた労働者が職を失った」と連絡がありました。

だとか、

タリーへバナナファームの仕事をしに行こうと考えていましたが、閉鎖や解雇の情報を見て困っています。

だとか言うタリーのバナナファームの収穫の不調による働く機会の消失。

ということで、日本人に人気のケアンズ周辺のタリー(Tully)やイニスフィル(Innisfail)ですが、実態はどうなのか一緒に見ていきましょう。




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そもそもタリーってどんなところ?

はい、でました。いい質問。タリー、タリー言うけど、調査前に一回基本情報を抑えた方が良さそうですね。

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タリーとは、クイーンズランド州にあるケアンズから南へ180kmほど離れた場所にあるバナナやサトウキビ生産で有名な場所です。ケアンズからタリーまでは、車で南へ運転して、2時間ほどかかります。

イニスフィルは、そのケアンズとタリーの間くらいに位置する田舎です。こちらも同じくバナナファームで有名です。

グレートバリアリーフから近いのがいいですね!

タリーで働けるシーズン(時期)

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オーストラリア政府発行のNational Harvest Guideによると、上記のようにタリーもイニスフィルも若干の波はあると思いますが、年中働けるそうです。

【ワーホリ必見】オーストラリアのファームで稼ぐのにおすすめの時期(シーズン)

濃いグレーに色づけされているところがハイシーズンのマークです。見事に1年中染まっています。これだと何の表か分からないので、Yeppoonという町のシーズン表も併記しておきました。

ただし、「わーい、いついっても働ける」という考えは、甘すぎます。むしろ、いつ行っても1~2カ月待ちというのがザラ。しかも、タリーに到着前のあらかじめの予約はあまり一般的ではないようです。

色々なブログを見ていると冬より夏の方が仕事がゲットしやすいようです。

Facebookで色々なワーカーの様子を見ていますが、英語のペラペラなヨーロッパ人ですら、「仕事がない仕事がない」と投稿しているのをよく見かけます。

ちなみにもっと細かく見ていくと、

1年中:バナナとパパイヤのピッキング

6月~11月:サトウキビのプランティング

10月~12月:メロンやカボチャのピッキング

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(参考:Banana Barracks

のようになっています。

タリーのバックパッカー

ここでは、タリーの3つの宿泊施設を紹介します。

① タリーのバックパッカーホテルで一番有名なのがここ、Banana Barracks。このバッパーなしではタリーのバナナファームは語れません。ホームページ見れば分かりますが、アコモデーションのレントが、$135-175です。人気ある地域だけあって他の地域に比べてレント高いですねー。

ボンドも$300と高めですね。完全に雇用者側有利の地域ですね。常に満席で電話やメールで予約もできないそうです。

Q&Aのページに書いてありますが、バッパーに着いたところで働けることを保証するものではないそうです。人気あるんでウェイティングあるんでしょう。

【連絡先】

住所:50 Butler St, Tully AUSTRALIA
Phone: +61 7 4068 0455
Email: info@bananabarracks.com

② もう一つバナナの仕事を紹介してくれるのが、Hotel Tully。ビリヤード台とかあって凄く楽しそうです。ホームページを見ると写真ギャラリーがあるので、これを見て雰囲気を掴むのはありですね。

ここも同じく、ファームの仕事が割り当てられることを保証するものではないと書いてますね。

【連絡先】

住所: 5 Butler St Tully, Queensland, Australia, 4854

Phone: +61 7 4068 1044

Email:info@hoteltully.com.au

③ 次にキャラバンパーク。Googarra Beach Caravan Parkが一番有名。電源なしで、テントだけ貼らせてもらうなら、1泊$20で宿泊というか、野宿可能。

一週間で、$120です。この値段あれば、普通シェアハウスに住めるんですが、ここはタリー。外なのにこの値段って、ボディブローのようにジワジワお財布に効いてきそう。

下の写真のキャビンだと一晩$100-110です。本当に週のレントと見間違えてしまいそうになるほど高い。こんなお金あったら、シティの高級ホテルに泊まれます。

キャビンは、ワーホリ向けではなく、家族でレジャーとしてキャンプする人向けのような気がしますね。

タリーのバナナファームの求人終了?

ということで、仕事が見つけることが難しいことで有名なタリーですが、さらに追い打ちをかけるようなニュースが。

冒頭のオーストラリア最大のファームコミュニティFamzのフェイスブックグループに書かれているように、タリーのバナナファームが最近不調なようです。

まず、JAMS TVが最近衝撃的なタイトルの記事を掲載しました。

バナナ絶滅の可能性?」という見出しで、「シガトカ病によって今後5年から10年でバナナが絶滅する可能性もある」ということを述べています。

news.com.auの記事が恐らく原文でしょう。

この原文を読めばわかりますが、実はタリー含むケアンズ周辺のバナナファームは、以前も病原菌によって閉鎖されているそうですね。

「2001年に黒シガトカ病によって、タリーのバナナファームが完全閉鎖。」と英語の原文にあります。今回もこの黒ジガトカ病に加えて他の2種類の合計3種類の病原菌がタリーのバナナファームを絶滅の危機に追いやっているよう。

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ということで、いい話ばかりが多いタリーのバナナファームですが、仕事の1~2ヵ月待ちが当たり前で、宿泊費も高く、病気にかかると一気に閉鎖してしまうというリスクもあることを忘れずに。

匠平さんという方のブログそれではよい旅の記事「ファームジョブのブログ記事は絶対信用してはいけない5つの理由」にありますが、タリーのファームの「ガッツリ稼げてます」という記事はあまり当てにならないようですね。

匠平さんのブログにも、バナナの突然営業停止について書いてました。

ぼくがタリーを離れたあとに友人のファームであるバナナの伝染病が見つかりました。その日からそのファームは営業を停止します。聞くところによるととても強力な伝染病でパナマというものです。「バナナの癌」とも呼ばれるものだそうです。

事実、数年前に町のほとんどのファームに伝染し、同じく営業を停止して町の経済や雇用に大きな損失を与えています。友人とメルボルンで再開したときに尋ねると、彼が町を離れたときは3つのファームに広がっていたそうです。

(参考:ファームジョブのブログ記事は絶対信用してはいけない5つの理由

このように、ファームは天候に左右されることはもちろん、病原菌によって作物に影響があり、突然ファームが閉鎖されることがあるので、セカンドビザを取ろうと思っている人は、ワーホリの期間の前半に早めにファームに行った方がいいです。

1回行っちゃって、ファームにはまって、ワーホリの生活のほとんどをファームで過ごしたという人も多いです。

僕も青空の下で外国人の友達と汗流しながらファームで働いたことは、とてもいい思い出となっています。日本ではなかなか経験できないオーストラリアならではの仕事です。英語がたいして話せなくても雇ってもらえるのもいいですね。

但し、情報収集が命なので、ブログやFacebookグループで情報集めながら、ファーム探しをしましょう。

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ということで、タリーのバナナファームについてでした!



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