外国人の間でも大人気の日本食と言えばラーメン!中国から日本に伝わってきたラーメンですが、もはや日本にてガラパゴス的な進化を遂げて外せない日本食の1つになりました。
そして、今度はこの独自のラーメン文化を海外へ発信しているのが、博多一風堂。そんなグローバル企業になりつつある一風堂ですが、数年前にシドニーの一風堂で働いていた僕が、オーストラリアの一風堂について色々暴露していこうと思います。シドニーの一風堂、日本を超えています!もうこれはシドニーの観光地として行ってもいいと思う。
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シドニーの一風堂の場所と営業時間
現在、シドニーに一風堂は4店舗展開しております。シドニーにというかオーストラリアに今のところ4店舗しかないです。なので、シドニーに訪れた際は、必ず行って日本の一風堂の活躍を見てほしいです。
WESTFIELD、CENTRAL PARK、MACQUARIE、CHATSWOODにありますが、それぞれの場所と営業時間について説明しておきますね。自分が滞在している一番近くのお店に行くのがいいでしょう。
まず、シドニーの中心街で一風堂のラーメンを食べようとすると、選択肢は2つ。WESTFIELD店かCENTRAL PARK店のどちらか。細かい場所は、グーグルマップに以下の住所をコピペして現在地からの行き方検索してね!
WESTFIELD店
住所:Shop No. 5021, Level 5, Westfield Sydney
Corner of Market and Pitt Street, Sydney, NSW 2000
営業時間:
月-水 11:00 – 22:00
木-土 11:00 – 23:00
日 11:00 – 21:00
WESTFIELD店は、Sydney Tower Eyeの下にあるショッピングセンターの5階にあります。シドニータワーの真下なので、とても分かりやすいですね。立地がいいので、とても混んでいます。
CENTRAL PARK店
住所:Shop No. RB07 (Lower Ground), Central at Central Park
28 Broadway, Chippendale NSW 2008
営業時間:
月-金 11:00 – 21:30
土 11:30 – 21:30
日 11:30 – 20:30
CENTRAL PARK店は、僕が一番良く行くお店で、Central駅から徒歩で行ける距離にあります。有名な中華料理屋である鼎泰豊(ディンタイフォン)などが入っているショッピングセンターの一画にあります。メインの入口入ってエスカレーターで降りたところにあります。マックスブレナーの隣です。お客さんが、WESTFIELD店ほどいないので、落ち着いて食べられます。
シドニーのシティ(CBD)にあるのが、上記2つで、少し郊外にあるのが下の2つ。
MACQUARIE店
場所:Shop No. 404B, Level 4, Macquarie Centre, Corner of Herring and Waterloo Roads North Ryde, NSW 2113
営業時間:月-土 11:30 – 21:00
日 11:30 – 18:00
マッコーリ大学のすぐ隣。学生のお客さんが多そうです。
CHATSWOOD店
場所:Restaurant 77A, The District Podium Level, Chatswood Interchange, 438 Victoria Avenue Chatswood NSW 2067
営業時間:
月-土 11:30 – 21:30
日 11:30 – 20:30
チャッツウッド店は、CHATSWOOD駅に直結しているので、駅から降りて歩かずにすぐに行けるのがポイント。とことん歩きたくない人向けですね。
という感じで、シドニーに4店舗ある一風堂ですが、ラストオーダーの時間などもあるので、余裕をもって来店しましょう。
今回、僕がレポートするのが、CENTRAL PARK店です。内装がアーティスティックで、日本にはない限定メニューもあり、シドニーにいるなら一度は訪れてみたいお店です。
一風堂の店内が洗練されたジャパニーズアートでカッコいい
はい、やって参りました。博多一風堂CENTRAL PARK店!外から見たら日本の一風堂と大きな差はないんですが、ここの内装がすごい。ラーメンアートの塊で、本当に日本を超えている。
さっそくノレンをくぐって、中を見て行こう!おじゃましまーす。
おじゃましました!うおぉ、日本人だけかと思ったらけっこう外人さんいますね!手前側にテーブル席、奥側にカウンター席があって、内装はめちゃくちゃスタイリッシュ!息を飲むキレイさ。
赤と白の色を基調として、壁には、各国の言葉で「ありがとう」と書かれている。その国からきた外国人にとっては嬉しいはず。
壁のレンゲアートもすごい。ラーメン屋であることを活かしたデザインは外国人もビックリなのではないでしょうか。日本人で良かった。
いったいこの壁に何個のレンゲがぶら下がっていることやら。
この内装考えたデザイナーはほんとセンスがあると思うわ。
調理場の上にもレンゲと器のアート。黒の背景に赤と白の食器は映えます。
照明もちょうちんを思わせる形でクールさ。
外国人の友達がいたら、絶対にこのラーメン屋に連れてきたいですね。
ラーメンのメニューや値段!見逃せない海外限定メニューも!
内装も大事ですが、もっと大事なのがラーメンそのもの。果たして、日本のあの一風堂の味は再現できているのか?替玉事情も気になるところ。
メニューを開くと写真のような感じ。白丸元味だとか赤丸新味だとかは、日本と変わらないですね。日本語も併記されているので、助かります。
値段はオーストラリアなので少しお高め。
【ラーメンメニュー】
白丸元味 $15
白丸スペシャル $23
赤丸新味 $16
赤丸スペシャル $24
白丸元味が日本だと790円ですが、オーストラリアだと1,275円(=$15×85円)です。値段は、1.5倍以上しますね。オーストラリアの物価は高いので仕方ないです。
男なら気になる替玉事情ですが、$1でできました!ウェブサイトみるとWESTFIELD店は、$2のようです。お店やランチメニューかによって若干金額を変えているようです。
ラーメン以外のサイドメニューも豊富。
和牛たたきやステーキ、レモンガーリックシュリンプなんていうのは、日本にはないメニューですよね。
もちろん、餃子(5個$6)や明太ライス($6)なんかの外せないメニューもあります。
僕が海外の一風堂で絶対に食べてほしいメニューが、ポークバン!いわゆる角煮マンです!
海外の一風堂でしか食べられない限定メニューのようです。international best sellerと書いていたので、世界中で死ぬほど売れているってことでしょう。それもそのはず、これがめちゃくちゃおいしい。僕は海外の一風堂に行ったら絶対ラーメンと合わせて注文しますね。
写真からも伝わるかもしれませんが、この純白のバンがフワフワなんです。ポークも口の中でトロケル。値段は、$5です!
このバンは、奇跡の柔らかさ。枕にして寝たいです。
ラーメンの味は?
色々と脱線していましたが、いよいよラーメンの味を確かめたいと思います。
海外で生活しているとラーメンを食べる想像をしているだけで、喉がゴクリと鳴ります。
注文したのは、基本中の基本、白丸元味と先ほど出てきたポークバン。僕の友達は赤丸新味を注文しました。
待つこと数分。
出てきました。白丸元味ラーメン!
って、この写真じゃ全然分かりませんね。
ただ、注目して欲しいのが、このラーメンの器の高さとその下のテーブルに写る影。器が少し高めで、キレイにくっきり写る2種類の黒の影がクールでしょ?
ほんと、ここまで計算されていると思うと、クールジャパン認定されてもおかしくないはず。
ラーメンの中身はこんな感じ。スープに豚骨のダシがにじみ出ていることが写真からも分かります。これぞ芸術。
てことで、スープを一口。
うーーーーん、日本と全く同じレベルのおいしさのラーメンが提供できている!濃厚で奥深い豚骨スープの味!
この豚骨スープをお風呂場に満たして、全身浸かりたい。。。
さてさて麺は。麺を持ち上げてみました。
もちろん、バリカタですよ。
一風堂では、SOFT(YAWA)、MEDIUM(FUTSU)、HARD(KATA)、VERY HARD(BARI KATA)とメニューに書かれていて、この替玉文化で使われる日本語を世界に広める気が伝わってきます!いいね!
麺を一口。
うぉお、小麦粉の風味と、しっかりとした歯ごたえのあるバリカタのコシ!「ARIGATOU」と店内で叫ぶところでしたよホント。生きててよかった。
僕の友人は赤丸新味を注文。一口もらいましたが、ピリ辛で、味噌の風味が白丸元味よりも強い感じです。
そして、おいしすぎて速攻食べ終わり、替玉を注文。
替玉でも麺の硬さを選べるので、迷わずバリカタ!別の器に入れられて持ってこられます。替玉を頼もうとしている人は、全部スープを飲んでしまわないように注意。
2杯目は調味料で味を変えてみるのもよし。
テーブルの前にゴマやラー油などの調味料があります。もやしとか高菜がないのは残念。
はい、完食。スープ一滴残らず食べました。そうすることが礼儀であり、残飯が発生せず環境にも優しいはず。
まぁ、ただただおいしくて全部食べてしまっただけなんですがw
一風堂の求人情報
求人情報について言うと、日豪プレスなどのクラシファイドと呼ばれるサイトにバイトや正社員の募集をしています。
僕が働いていたのが、シドニーの南の方にあるマリックビル(Marrickville)工場です。この工場からシドニー全店舗の麺やスープやチャーシューを供給しています。オフィス機能もあります。
日本企業だけあって、最低時給は守るし、税金払うし、年金も払ってくれて、完璧な待遇でした。タイムカードで時間が管理されて、お給料はペイスリップとともにきっちり支払われます。
エプロン、Tシャツ、帽子も貸し出されるので、買う必要はないです。靴や黒のズボンは、各自準備することになります。
働いていたので分かりますが、豚の骨からしっかりだしをとって、様々な手間のかかるプロセスを経てできるスープは最高においしいです。
違法ジャパレスで働くくらいなら、ここで働くのはとてもいいと思います。
シドニー一風堂まとめ
以上、シドニーの一風堂についてでしたが、内装や味にこだわり抜いた結果、本家である日本の一風堂を超えてしまっているのではないかという、個人的な感想です。
ラーメンをアートの領域まで進化させた博多発の一風堂さんににあっぱれです。
海外では、NY、 シンガポール、韓国、香港、台湾、上海、广州、深圳、オーストラリア、マレーシアに展開しているそうです。
少なくともシドニーの一風堂に関しては、観光地としてもいいのではないかと思うくらい素晴らしかったです。
シドニーに訪れた際は、ぜひぜひ立ち寄ってみて下さい。
日本にいる人は、ご家庭でも「一風堂 博多とんこつ 白丸元味」や「一風堂 赤丸新味 博多とんこつ」が食べられます。羨ましい。プレゼントにもいいかもw