ワーホリって何?
こんばんはー。ネットをフラフラしてたら、久しぶりに「いいなっ」って思うグッとくる動画見たので紹介したいと思います。
ちなみに僕はワーホリ経験者ではないですが、ファーム(農家)で働くなどワーホリがする人の生活をしたり、オーストラリア最大の求人・ファームコミュニティを運営して多くのワーホリの方を日々見ているだけの男です。
ここでのテーマは「ワーホリとは何か?」ということ。
ワーキング・ホリデー (英語: Working Holiday)とは、2国間の協定に基づいて、青年(18歳〜25歳または30歳)が異なった文化(相手国)の中で休暇を楽しみながら、その間の滞在資金を補うために一定の就労をすることを認める査証及び出入国管理上の特別な制度である。
(参考:wikipedia)
ウィキペディアによると、上記のように定義されていますが、ワーホリというのは教科書的な回答をすると「査証(ビザ)」及び「出入国管理上の特別な制度」なわけです。
ここまでは結構ありふれた話。
このように、「ワーホリ=ビザの名前=長期滞在できる権利」から始まるオーストラリアでのワーホリを卒業した先輩バナさんのワーホリについて語ったセミナーを見てみましょう!
バナさんの「ワーホリについて語るセミナー。」
要約すると、以下3つについて語られています。
- 自分で自分を成長させる能力
- お金にレバレッジをかけて使う能力
- お客さま目線で物事を見れる力
まとめた文章を読みたい方は、バナさんのブログ記事「ワーホリ2年行った僕が、帰国後のキャリア形成についてセミナーに壇上してきた。」にまとまっています。
などの本のエッセンスも詰まっているので、「1/100×1/100=1/10,000」のレアカードになる方法についてもっと深く知りたい人は上記の本などを読んで下さい。
僕がこの動画で特に印象に残っている言葉が以下。
- ワーホリの社会的評価は低い
- ワーホリはダラダラしようと思うとすげぇダラダラしちゃう ⇒ 自分が自分のマネージャーにならないとダメ。
- ワーキングホリデーは360度自由 ⇒ それが嫌な人は、語学学校に行ったり、ファームを探したり、ジャパレスで働いてみたりとか誰かが作った道を探そうとする ⇒ せっかく決められたルートから外れる決断をしたなら、もっと色々やってもいいと思う
本当にワーホリの社会的評価は低いです。
最近「海外にワーホリに行った人は、永遠に海外を転々とする無限ループの法則」でも述べたけど、ワーホリ行くって言ったら周りの友達は関係性があるから取り敢えずは誉めてくれます。
でも、企業だとか世間からの評価は低く、世間の目を気にしない強さが必要です。
そして、「英語をマスターしてグローバルに活躍する」だとか、「永住権取得」だとか色々な夢を抱いて海外に住み始めますが、どこかで必ずダラダラしちゃいます。人は易きに流れます。
なんで中だるみするかというと、この動画の最後に凝縮されていますが、
「ワーキングホリデーは360度自由」だからです。
冒頭にもワーホリはVISAの名前とありましたが、その通りで、何をしなくてはいけないだとかの決まりごとがないのです。
学校のように先生がいなく、誰からも注意されないので、マネージャーは自分。
どういう風なワーホリにするかは完全自由。でも、これが日本人が一番苦手分野。
キャンパスにペン渡されて象の絵を描けと言われたら、次の瞬間書き始めれて「象を描く」というゴールがあります。
でも、真っ白なキャンパスになんか自由に書いて下さいと言われたら、「ウッ」って苦しみますよね。このゴール設定が超難しい。
「幼稚園⇒小学校⇒・・・⇒大学⇒会社に就職」だったら、この人生のゴール設定に悩むことはないんですが、ワーホリっていうのは自由の苦しみがあるんですね。
自由を求めてワーホリに来たのに自由に苦しめられるんです。
そして、どうなるかっていうとバナさんが言っていたように「語学学校、ファーム、ジャパレス」という既にある設定しなくていいゴールにしがみつくんです。
他にも、「ウーフー、インターン、オーペア」あたりがオプションとしてあります。
最近とても多いのが、「ブログ、次の国にワーホリ、起業」あたりが鉄板コースとなっています。これからも間違いなく増えるでしょう。
こういった決められたコースがある中、バナさんが言っていた「せっかく決められたルートから外れる決断をしたなら、もっと色々やってもいいと思う」という言葉が刺さりますね。
せっかく「幼稚園⇒小学校⇒・・・⇒大学⇒会社に就職」のルートから外れたのに、また語学学校だとかいう優等生のような道を歩まなくてもいいと思います。
失うものはないので思いっきり舵きって変な道に行けばいいんじゃないでしょうか。
「英語を全く勉強せず、キンドルで日本語のドストエフスキーなどの哲学書を読みまくる」とか、
「オーストラリアの山奥でテントでアボリジニーと暮らしながら小説を一冊書き上げる」とか、
「人生でやりたいこと100個書いて、全部やる」とかクレイジーな道もありだと思う。
完全に日本での人間関係が断たれた誰にも邪魔されない精神と時の部屋状態(byドラゴンボール)なのだから。
別の人の意見も見てみましょう。オーストラリアで唯一(?)のYoutuberであるタクバヤシさんという方の動画です。
【ワーホリ、留学】迷ってる人達へ!【目的?理由?動機?】※俺の意見です。
ポイントをかいつまむと、
- ワーホリに行ったら、「ワーホリ行ってどうすんの?」「帰ってきたらどうすんの?」と散々聞かれる
- ワーホリに目標がないからって言って悩んでいるあなた、目標なんてなくていい、海外に住みたいが目標でもいい
どういう社会的背景があるかというと、今の時代は「意味を問われる時代」なんですね。
さっきの人生のレールの話と同じです。
自分たちの親の世代は、物がまだまだ少なく、社会の成長を感じれる時代で「結婚して、出世して、家を買う、車を買う、年金でゆっくり暮らして好きなことをする」っていう誰もが疑問に思わない人生の決められたゴールがあったんですよ。
さっきのバナさんの動画についての僕のコメントで言うと、ゴール設定を自分でしなければいけないという苦しみ、悩みが昔の人はなかったんですね。
ただ、現代を生きる僕らは親が既に家を持っていたり、車は買わなくともシェアできたりするから買わなくてもいいんです。360度とまでは言わないけど、昔に比べたら自由でモノに溢れている。情報も洪水状態に溢れている。
「家を買って家族と住むのが幸せ」なんて、宗教ですよ。その宗教がなくなった今、ほとんどの人が宗教を信仰しない日本人は「生き方」に迷うんですよ。
ある意味その苦しみに直面するスモール版がワーホリなんですよね。
ワーホリと言う選択に意味を求められるプレッシャー。
たぶん日本人に限らずワーホリの友達に会ったら、「オーストラリアきてどれくらいですか?」「どこ出身ですか?」の次くらいの質問が「なんでワーホリに来たんですか?」ですよね。
意味を求められる現代人。
「ただオーストラリアでダラダラしたい」じゃ肩身が狭い地獄。
ワーホリばかりじゃないけど、人生の目標と意味を求められる時代なんですね。
ということで、冒頭の「ワーホリって何?」って疑問に対する僕の答えは、
「海外での1年間」です。
その1年間の意味や目的は、あなたの人生の意味や目的です。
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