人生を楽しむコツが書いてある!「転職の思考法」から読み取る幸せになれる職場!どんな会社で働けば幸せ?

転職の思考法」を読んで以下3つについて言及していきたいと思います。

  • ロボットやAIに仕事を奪われていく未来に生き残る仕事
  • 好きなことを自問させられる苦しい時代
  • 人生を楽しむコツ

ロボットやAIに仕事を奪われていく未来に生き残る仕事

将来のことを思うと今の仕事が一生くいっぱぐれのない仕事なのかというのは不安なはず。

では、どんな仕事がロボットに取って代わられる時代に有利なのかを以下を読んで確認してほしい。

  • 同じ法人営業でも、今の時代は、有形よりも無形のものを売る技術のほうが、寿命が長い。

  • 好きなことを仕事にするのは、これからの時代、生存確率を高めるために必要なことなんだ。好きなことをやっていない人間から先に消えていく可能性すらある

  • 今、生活するためのコストはどんどん下がっている。すでに、場所さえ選ばなければ、多くのものはタダや極めて安い価格で得られる。いずれ、必ずしもすべての人が働かなくていい時代が来る

  • 近い将来、大移動が起きるぞ。嫌々ながら仕事をしている人々が、好きな仕事か、趣味の世界に移動する

転職の思考法」によると、まず全体として無形商材を売る法人営業の方が寿命が長いとのことだ。ITとかサービス業もこれにあたるだろう。工業の時代からIT/サービスの時代の変遷ということであろう。

そして、個人的におもしろかったのが、好きな仕事に関する考え方だ。

ホリエモンだとか色々な著名人が、好きなことを仕事にしろというが、大体その背景にあるロジックが、「好きこそものの上手なれ」という仕組みだ。

ただ、この本では、「生活コストが下がる⇒仕事をしなくてもよくなる⇒嫌な仕事からみんな辞めていく⇒残るのはやっていて好きな仕事、楽しい仕事」というロジックを紹介している。

僕にとっては新しい切り口で新鮮な考え方だった。ただ、この生活コストがほとんどかからなくて、働かなくて良い時代が来るとみんな言うが、それがいつだか分からないのが、完全にそっちの生き方にベットできない理由だ。

具体的にどんな仕事がなくなって、生き残るのかを知りたい方は以下の記事を読んで下さい。

好きなことを自問させられる苦しい時代

好きなことして生きていけばいいじゃん!って著名人が叫ぶものだから、自分の好きなことは何かを探さなければいけない時代ですよね。

多くの人にとってこれってかなりつらいと思います。好きなこと探し(自分探し)に世界一周とかしてしまう人も多いのではないでしょうか。

「好きなこと」や「やりがい」とかいうプレッシャーがのしかかかる時代ですよね。

ただ、安心して下さい。

転職の思考法」では以下のように背中を押してくれています。

  • 重要なのは、どうしても譲れないくらい『好きなこと』など、ほとんどの人間にはない、ということに気づくことなんだよ。

  • to do(コト)に重きをおく人間…何をするのか、で物事を考える。明確な夢や目標を持っている

  • being(状態)に重きをおく人間…どんな人でありたいか、どんな状態でありたいかを重視する

  • 仕事の楽しみを『being(状態)』で語る人間もいた。たとえば、多くの尊敬できる人に囲まれている、世の中にはこんな影響を与えている、のように。つまり、仕事を楽しむための方法論はそれぞれ異なる。

  • 実際のところ、99%の人間が君と同じ、being型なんだ。そして、99%の人間は『心からやりたいこと』という幻想を探し求めて、彷徨うことが多い。

そうです!私も同じように、ほとんどの人には好きなことなんてないんです。

上の分を要約すると、やりたいことはないけど、ありたい自分は大抵の人はあると思うんです。

例えばゆっくり過ごしたい。お金持ちの状態でありたい。旅しながら暮らしたい。子育てに励みたい。日本に住み月に一回は海外に旅行したい。有名になりたい。影響力がほしい。社会に影響を与えたい。だとか。

want to doよりwant to beという考え方は、僕が一社目の会社を退職するときに読んで超感動した「自分のために生きる勇気を読んだ方がいいです。こちらが元祖という感じ。

はあちゅうさんとかの似たようなタイトルの本(「自分」を仕事にする生き方)より100倍いいです。

人生を楽しむコツ

スポーツにもコツがあるように、人生を楽しむにもコツがあるんだというのがそもそも目から鱗の情報です。

確かにコツがあるのってスポーツだけでなく、仕事を早く進めるコツであったりと一緒で人生を楽しむコツってあってもいいですよね。

要は、「人生の楽しみ方を科学する」ようなイメージ。

では、どうやったら人生が楽しくなるか見ていきましょう。

  • ゲームやスポーツは、人間という動物を楽しませるために生まれたようなものだ。だからみな、熱中するし、歓喜する。ということは、ゲームやスポーツの事例を分析すれば、人生を楽しむコツがわかるということだ。

  • そして、先行の研究により、おもしろさを決める要素は少なくとも二つあることがわかっている。

  • 1.自分の状態:主人公は適切な強さか。主人公は信頼できるか 2.環境の状態:緊張と緩和のバランスは心地よい状態か

  • 主人公である自分を好きにならなければ、どんな敵を倒したとしても幸せにつながらない。仕事も一緒なんだ

  • being型の人間が、好きなことを見つける方法1:他の人から上手だと言われるが「自分ではピンとこないもの」から探す方法、2:普段の仕事の中で「まったくストレスを感じないこと」から探す方法

一番最後の好きなことを見つける方法というのは、正直ピンときませんが、敵殺な緊張と緩和のバランスの良い環境って大事ですよね。

具体的には、毎日すごいストレスがかかる職場は心身共に悪くなりますし、楽しくないですよね。最悪の場合、思考停止になって自殺なんてケースもありえます。

逆に完全に自分ができる範囲の仕事で、常に楽な状態というのも飽きますよね。というか、成長の余地がなさすぎて、つまらなくなります。

工場の製造ラインでの仕事みたいなものです。ずっと同じルーティーン。この緩和がずっと続く状態も楽しくないんです。

別のケースで言うと、超優秀な人ばかりの組織って良いと言われますが、全員が自分より圧倒的に優秀な人だったり顧客だったりした場合どうでしょう。

いつも劣等感を感じ、自分は仕事ができないやつだとレッテルを張られ、常にへなちょこ扱いです。ゲームで言う自分が弱すぎて、敵は常にラスボスレベルしかいない状態です。

優秀な人が集まる職場と言うのは聞こえがいいですが、自分がスターになれないという環境もつらいと思います。

一方、周りが仕事ができない人ばかりというのも、成長する環境がないですし、自分が一番稼いで周囲の人の給料まで稼いでいるみたいな状態になったら、それもそれで不健全な職場だと思います。

スターやNo1という気分は味わえますが。

なので、緊張と緩和が適度に保たれた職場というのが楽しい職場となるのではないでしょうか。

ということで、「転職の思考法」から、

  • ロボットやAIに仕事を奪われていく未来に生き残る仕事
  • 好きなことを自問させられる苦しい時代
  • 人生を楽しむコツ

を学べました。

個人的には特に3つ目の人生を楽しむコツっていうのに感銘を受けました。

ゲームやスポーツがなぜ楽しいかという法則から見出してきたアプローチが好きです。

ということで、体系立ててしっかり本を読みたい方は、ぜひ北野唯我さんの「転職の思考法」を読んでもらえればと思います!

小説風になっているところがポイントです!

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