先日こんな記事がありました。
「中国が2028年までにアメリカを追い越し、世界最大の経済大国になる」という内容でした。
その中で、overtake（追い越す）という単語が使われており、ビジネスでよく使うtakeover（買収する）との違いや、take overという似た表現の意味もせっかくの機会なので説明いたします。
Overtakeの意味は「追い越す、追い抜く」
「乗り物や人を速いスピードで追い抜くこと」をovertakeと言います。
If you do not work hard, a freshman will overtake you.
（もし一生懸命働かなければ、新入社員に追い抜かれるでしょう。）
A red car overtook a bus
（赤い車がバスを追い越した。）
実際には、上記のように「中国が2028年までにアメリカを追い越し、世界最大の経済大国になる」という内容で使われています。
タイトルにはleapfrog（飛び越す、追い越す）という類似語が使われています。こちらは蛙のようにジャンプして一気に飛び越すイメージが単語自身からも想像できます。
Takeoverの意味は「買収」
takeover : Oxford辞典
an act of assuming control of something, especially the buying out of one company by another.
「（力ずくで）獲得、奪取」というのが、takeoverの意味になります。
Takeoverは名詞として使われることが多いです。
例えば、takeover bid（株式公開買付）は外国のニュースでよく見かけます。
動詞としては、acquire（買収する）の方が良く使います。M&AがMerger & Acquisitionの略のようにビジネスのシーンでもよく使われます。
営業支援ITツール大手Salesforceによる業務用コミュニュケーションツールSlack買収はクラウドソフトウェアサービスの決定的瞬間だという記事タイトルです。
Take overの意味は「引き継ぐ」
take over : Oxford辞典
- to begin to have control of or responsibility for something, especially in place of somebody else [Oxford Dictionary]
（責任や義務などを）引き継ぐ- to become bigger or more important than something else; to replace something [Oxford Dictionary]
優位になる
こちらもビジネスシーンで退職や異動に伴い業務を引き継ぐ際によく使われる単語です。
