underwritingやunderwriterの意味!保険会社か銀行かによって意味は違うので注意!仕事の業務内容としても詳しく解説。

金融業界などの英語の求人で、underwriterという職種を見たことはないでしょうか?
「under」と「writer」はそれぞれ常用単語で分かりやすいと思いますが、それが合わさることでどういった意味になるかは想像つかない人が多いはず。
実際にネイティブはどういったシーンで使っているのかという例を用いるとともに、underwritingの意味も分かりやすく解説していきます。

Underwritingの英語の意味

Underwritingは良く訳すると「引き受ける」という意味です。
オックスフォード辞書によると、以下のような意味と定義されています。

underwriting : Oxford辞典

  1. sign and accept liability under (an insurance policy), thus guaranteeing payment in case loss or damage occurs.
  2. (of a bank or other financial institution) pledge to buy all the unsold shares in (an issue of new securities).

① (保険内容に基づき)負担義務を引き受け、損失や損害が発生した際の支払いを保証するもの
② (銀行や金融機関が)新株の発行の際に全ての未発売の株を買うことを約束すること

なので、大きくは保険会社なのか証券会社なのかという同じ金融業界でもどちらの世界で使われるかによって意味が少し変わってきます。

職種としてのunderwriterの意味は追ってご説明いたします。

実際にunderwritingが使われる場面

こちらはアメリカの求人検索サイトindeedの投稿ですが、実際に「Associate Underwriter」というポジション名で保険会社から人材の募集がありますね。
Associateとは要するに「副~、準~」という意味で、DeputyやAssistantと同じように使われます。ここではジュニアレベルのポジションと言うことになります。
参考までにこのポジションだとニューヨーク勤務で年収734万円にて人材を募集しています。
さすがニューヨークの物価水準ですね。このアシスタント的なポジションでも、とても高い年収でオファーしています。

Learns and applies that knowledge to evaluate and analyze accounts to recommend coverage, policy terms and conditions in order to obtain and renew quality, profitable desired business.

具体的な業務内容は「利益の出る望ましいビジネスにするため、顧客の評価・分析知識を用いて、保険のカバー範囲、ルールや条件を紹介しすること」とあります。

ポジションとしてのunderwriterの意味

冒頭で保険業界か証券業界かで、underwriterの仕事内容が変わってくるという話をしました。
「引き受ける」という意味においては同じなのですが、「保険」を引き受けるのか、「証券」を引き受けるのかという商品の違いから業務内容の違いが生まれます。

保険業界におけるunderwriterの仕事:
保険と言っても生命保険や、損害保険などがあります。生命保険であれば、個人が申し込んだ際の健康診断書や年齢、生活習慣(喫煙、運動、飲酒)などの申告書をもとに、死亡リスクを計算して、生命保険会社にとって利益が出て、競合に負けない適正な保険料を計算することです。
損害保険であれば、物的価値や、流通経路、自然災害確率、中古販売価格などのリスクや価値を計算し、同様に適正な保険料を計算する仕事になります。

証券業界におけるunderwriterの仕事:
一方、証券を引き受けるということは、IPO(株の新規発行)時に証券会社が一度その会社の株を全て引き受け、証券マーケットで買いたい個人や法人に再販売することを意味します。
なので、仕事内容としては主幹事として企業の財務状況や将来性、ビジネスの内容などを精査し(デューデリジェンス)、適正な株数や株価を計算します。

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