「Die With Zero」という少し前に人気があった本がありました。
要は「”お金を使い切って”人生を豊かにする方法」について書いた本です。
皆、人生を豊かにするためにお金を稼ぐことに日々脳内マインドを占めていると思います。
ただ、ほとんどの人は死ぬときが資産のピークで死んでいくそうです。
お金をあの世には持っていけないとよく言いますが、改めてそれについて考えさせられる内容です。
Die With Zeroから学べる要点は以下です。
・今しかできないことにお金を使う(健康寿命、メンタル・意欲も衰える)
・タイムバケットを作成して、やることリストを作る(意識しないから)
・人生で一番大切な仕事は思い出作り(ベッドに寝た切りでも思い出に耽ることを楽しめる)
・年を取るとお金を使わないことが多い
・健康には若いころからお金を使う(食事、運動、腸活、人間ドック、パーソナルジム)
・お金で時間を買う(人に仕事を頼む、ファストパス、タクシー、自動洗濯機、家事代行)※お金は稼げるが、時間は稼げない
・45-60歳でお金や資産を崩し始める
・独身男性の寿命は67.2歳(男性の平均寿命81歳)
・私たちは死を意識したときに大切なことに気づく
・お金を稼ぐことに費やした年月は二度と帰ってこない
それぞれ、噛み砕いていこうと思います。
今しかできないことにお金を使う
寿命は誰でもあることを理解していると思いますが、私も数年前まで意識していなかったことが、人間は「健康寿命(健康で活動できる期間)」もあるということです。
寿命は81歳だからと思って逆算せず、健康寿命はその人の生活習慣によりますが70歳くらいであることを意識しましょう。
更に更にもっと手前でくる寿命があります。それは、「意欲の寿命」というやつです。私も今の年になって気づきましたが、若いころの野心や叶わないような大きな夢というものがなくなりました。ミドルエイジクライシスが40代だと考えると、40代後半くらいが意欲の寿命なのかもしれません。
もちろん、40代で若々しく野心を持って働いている人もいますが。
また、それに合わせてタイムバケットの作成も必要なようです。
40代
- トライアスロンやマラソン:身体的なピークがまだ維持されているので、この年代で完走に挑戦するのは良い時期です。また、ダイビングなども45歳までと言われています。
- キャリアの大きな転換:長年の経験を活かして、新しい分野に挑戦したり独立するのに最適な時期です。
- 育児と教育:子どもがまだ手元にいる時期で、家庭と仕事のバランスを見つける大切な時期です。
50代
- ハイキングやトレッキング:自然を楽しみつつ体を動かす活動。エベレスト・ベースキャンプなど中高年でも挑戦できるコースがあります。
- 専門家としての発信:書籍を執筆したり、公演を行ったりして、知識や経験を共有するのに良い時期です。
- 新しい趣味の開拓:陶芸や絵画、音楽など、長年やってみたかった新しい趣味に挑戦してみてはいかがでしょうか。
こうやって40代、50代というバスケットにやりたいことリストのようなものを入れておけばいいらしいです。
貯金が3,000万円あると12.5年も働かずに生きていける
タイトルに戻ると、貯金3,000万円あると12.5年も働けるみたいです。
月に20万円使うとして、20万円 x 12カ月 = 240万円の年間の生活費という想定です。
貯金3,000万円を240万円で割ると12.5年でした。
10年以上もなにもしなくても生きていけると思うと凄まじいですね。
もちろん金融商品で利息を得るともっと延命できそうです。
そうなると、なにしようかなという感じです。