日本マーケットの縮小によってグローバル化を余儀なくされた日本企業。
そんな背景から日本企業に買収されたオーストラリア企業について3つ厳選したので紹介します!
事例①:
オーストラリアを代表するXXXXビール(正確にはニュージーランド発祥)が日本のキリンの完全子会社だって知ってました?あの黄色いラベルのフォーエックスと呼ばれるビールです。
2009年にキリンホールディングスが豪州・ニュージーランドを中心に酒類事業を営む連結子会社ライオンネイサン社の100%株式を取得しています。
厳密には、ライオンネイサンナショナルフーズ社(キリンホールディングス100%子会社)を一社噛ましての支配。1998年の出資受入れからキリンとの関係は続いております。
なので、今日XXXXビールを飲んでいる外人の友達がいたら、心の中で「お前が買ったそのビールの利益は俺たちの国の利益になってるんだぜ、坊や」って笑ってやりましょう。
ちなみにビール好きな人は分かりますが、この会社は、青いシカのマークのTOOHEYSを製造していたり、オーストラリアにおけるHinekenのライセンスも持っています。
事例②:
続きまして、オーストラリアの物流最大手トールホールディングスの日本郵便による買収です。2015年2月に日本郵便はトールホールディングスを100%子会社化しております。
あのトラックによくTOLLって書いている会社です。航空機を主体とした国際宅配便、運輸、ロジスティクスサービスを展開する同社なので、グローバル物流を抑える戦略上の買収だったのでしょう。
事例③:
最後に、オーストラリアの生命保険首位のTALです。TALは第一生命によって、2011年に完全子会社化されています。
他にも日本生命が、NABの保険事業を買収しています。これに関しては、東洋経済の記事に良く書かれています。
さぁ、以上日本企業の完全子会社されたオーストラリア企業・ブランド三社でしたが、いかがでしたでしょうか。
他にも、リクルートのPeoplebank社とChandler Macleod社及び米AdvantageResourcingの三社による豪州人材派遣マーケットの事例やガリバーインターナショナルのBuick Holdings Pty Ltd(オーストラリアでトヨタ、日産、ホンダなどの日本ブランドをはじめ、クライスラー、プジョー、VWなど14のブランドを取り扱う。10エリアに25の新車ディーラーを展開する西オーストラリア有数のマルチブランドディーラー)の事例がありますが、皆さんが生活してて見かけるのは、XXXXビールとTOLLのトラックでしょうか。
日本からでもオーストラリアのビールは飲めるそうです。
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オーストラリアのエナジードリンク市場も独特でおもしろいです。