ギリホリ帰国後の不安を解消!結婚、就職、英語、年下との付き合いはどうすべき?

ワーホリに興味がある人々にしか分からない代表的な造語、ギリホリ。ギリギリワーキングホリデーの略で、正確な定義はないものの、ワーキングホリデービザ(セカンドビザ含む)が取得可能な29-31歳くらいまでのワーホリの人のことを指す。

オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、イギリスなど大体の国が、31歳の誕生日を迎えるまでに、ワーホリビザの申請をしなかればなりません。

そのギリギリにワーホリビザの申請をした人は、29-31歳くらいの年齢でワーホリする国を訪れることになります。

ワーキングホリデー制度の目的は、協定国の青少年の国際的視野や感覚の育成とされており、青少年の定義がほとんどの国で18-30歳となっています。

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このギリホリされる方についてですが、実はかなり人数が多いです。僕もオーストラリア最大のファームコミュニティFamzというFacebookグループ(登録よろしく!)を運営しており、よく相談をよく受けますが、ギリホリの方は多くの悩みを抱えています。

例えば、30歳前後といえば、女性であれば婚期であり、男性であれば一番働き盛りの年齢です。その同年代の友人が結婚していく中、またはバリバリ仕事で活躍している中、自分だけ海外で英語を勉強しながら学生したり、レストランでバイトみたいな仕事をしていると不安なのはよく分かります。

ギリホリ後の結婚や仕事に限らず、海外に行ったあとも、日本人(アジア人)同士会うと年齢の話には絶対なります。そのときにギリホリだと後ろめたい気持ちになる人も多いのでは。今まで高校、大学の友達や会社の同期と遊んでいた人は特にそう思うはず。

英語だって若い方が吸収がよいし。などなど、悩みや不安でいっぱいだと思います。ということで、それらの悩みについて前向きに考えてみたので、以下じっくりお読み下さい!

結婚はできる?

とくに女性でこの悩みを持つ人が多いです。女性の婚期が世の中で30歳くらいと言われているのは、世間体とかではなく、子供を持つときの女性の身体の事情なんですね。

卵巣や子宮の機能は年齢とともに低下します。とはいえ個人差もあるので、すべての人が一律に“何歳”から低下するということではありません。でも、いろんな統計を見ると35歳ごろから妊娠率が低下するようです。

30歳を過ぎればだんだん子宮筋腫や内膜症を発症する人が増えます。子宮筋腫があると、子宮が受精卵を受け入れる際の妨げとなったり、子宮の血流が悪くなったり、子宮環境が衰えます。そのほか卵管の炎症や子宮ガン、卵巣がんなどの異常も増えます。

(参考:マイナビウーマン

結婚や子供を持つことを人生の目標とする女性は僕の周りでも多いです。なので、ギリホリで海外に行く人は、結婚を気にしながら生活する人が多いのです。

ただ、これどうでしょう?ワーホリに行かなかったからと言って、その1年で結婚相手見つかるんでしょうかね?または、ワーホリから帰国したときに、結婚できる確率って下がってるんですかね?

少なくともワーホリ中は、結婚する確率というものがあるとすれば、それは上がっているような気がします。なぜなら、30年近く日本で結婚相手が見つからなかったわけですから、あなたの性格が外人を結婚相手として合うのかもしれない。

しかも、ワーホリ行くってことは、海外での生活に憧れているわけだから、現地の外人と結婚できれば、結婚も海外生活も両方とも実現できます。相手が西洋人だったら、子供は絶対かわいいし、英語も日本語も高い確率で両方しゃべれる将来有望な子供に育ちます。日本にいる日本人と結婚して、駐妻などを狙うのは不確実性が高すぎます。

そしてなにより、今まで会社の同僚や大学の友人程度の付き合いしかなかったのが、語学学校の留学生、ミートアップ、職場、シェアメイト、旅仲間など一気に新しい人たちと出会うことになります。似たような背景でワーホリして、海外生活しているわけだから、吊り橋効果でカップルもできやすいのでは。気が合えば帰国後に結婚なんてこともあるのではないでしょうか。

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就職はできる?

こちらは、結婚と違い逆に男性の方が悩むところ。多くの方が察していると思いますが、ギリホリというかワーホリは、就職に不利です。「ワーホリしたんだ、君いいね!」とは、残念ながらならないです。さらにギリホリであれば、ワーホリ後の就活は、中途採用扱いとなって何かスキルを求められることが多いです。

大手企業に勤めたいという人にとっては、ワーホリは”一般的に”不利だと思います。

なぜかと言うと、まずワーホリは誰にでもできるということ。金銭面や年齢のハードルはあるものの、それさえ満たせば、日本人である限り誰でも行けます。

特に苦労して勝ち取るといった類の活動ではなく、誰でもできることなので、特に誇れる内容でもないからです。

(参考:大学生のワーホリ後の就活は不利or有利に評価されるか真剣に考えてみた

ではどうすればいいのでしょうか?特別なスキルがない限り、もう大企業への中途採用が難しいのであれば、ここはもう正攻法のキャリアではなく、フリーランスになるとか、海外の極地で現地採用だとか、会社員のときはできなかった思い切ったキャリアを築けばいいのではないでしょうか。サバイバル・キャリアの始まりです。

というか、そもそもUberによるタクシー代、Kindle Unlimitedによる本代、格安スマホによる携帯通話料、Airbnbによる宿泊代、無料WIFIの普及などの物価がドンドン安くなっていく時代なので、そんな無理して働かなくてもいい時代が現在30歳前後の世代から訪れるかもしれませんよ。

超低コストで効率的に工場が食物を作ってくれるようになると、食べ物が限りなくタダに近くなります。それで、最終的には働かなくても食っていける時代が2050年くらいにきてしまうんですね。ベーシックインカムなどの議論が最近多いのもこの兆候なんでしょうか。さぁ、働かなくても食べていける35年後に備えてあなたは何をしますか?

(参考:2030年にセカンドビザ終了??ワーホリビザでオーストラリアに2年間滞在できなくなる理由

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英語はまだ伸びる?

英語は確かに、同じ環境に同じ期間いた場合、若い方が吸収がいいのは確かです。

僕は英語なんて、「英語環境×期間×若さ」でしかないと思います。まず、事実として、英語環境に幼少期から5~6年くらいいる帰国子女の人って英語ペラペラやないっすか。別に彼らって、「シャドーウィング」をしてたわけでもなく、「TEDのプレゼン」を聞いていただけでもなく、「日本人とつるむ」ことを避けていたわけでもなく、英語を勉強する努力なし(最初の1年くらいはあると思いますが)で大抵英語ができてしまうのです。

ラッキーですよね。まぁ、世の中なんて生まれたときから不平等なんで、そんなことを妬んでも仕方ないです。金持ちの家に生まれる人もいれば、英語環境に生まれる人もいます。

ってことで、ワーホリの人が英語力を伸ばすには、「英語環境×期間×若さ」の公式で言うと、英語環境を作り、セカンドビザ取って2年もしくは学生ビザでもっと滞在することです!若くなることは無理なので!

(参考:TOEIC受験者の8割は日本・韓国人!ワーホリTOEIC平均点発表!ワーホリ流英語力向上法!

ただし、「英語環境×期間×若さ」の公式でいうと、英語環境と期間はギリホリでも変えれることができます。例えば、日本人とつるむのをやめて、日本語をシャットアウトするだとか。オーストラリアにワーホリして、ファームで働き、2年間滞在することで英語漬けの期間を伸ばすだとか。

日本人を避けると英語の上達面で言うと効果は明らかに実感できました。全てのパソコンや携帯のセッティングも英語に変え、辞書も英英辞書を使い、聞くもの見るもの全部英語にしたら、脳みそが完全に英語対応になりました。人間はやはり環境の生き物だと実感した瞬間です。

・・・(省略)・・・

英語力の向上が目標の人は、「なんだあの嫌な奴」と思われようと、「欧米人好き」と言われようと、「アメリカかぶれ」と言われようと、「英語はツールでしかないから伝わればいい」とビジネスマンから言われようと、「世界の大半はネイティブ英語じゃない英語を使っている」と知識人から言われようと、そんなもんシカトして、突き抜けるくらいネイティブと英語勉強すればいいと思います。孤独との戦いはあると思いますが頑張って下さい!

(参考:留学・ワーホリ中に日本人同士でつるむべきか避けるべきかの完全回答

なので、それなりの覚悟があれば英語は上達すると思います。そして、ギリホリの人は既に社会を経験していて肝が座っている人が多いです。英語に対する貪欲度が高いです。

18歳のワーホリの人だと、若さから楽しい方に流されるので、毎晩クラブに行ったり、日本人とばっかつるんだりして楽な方に流されることが多いです。それはそれで、楽しいのであれば否定はしませんが。

ティーンエイジャーとギリホリの人が会うと年齢が10歳も違うわけですから、そのことを負い目に感じるギリホリの人もいますよね。もうそれは変えがたい事実なので、最近の若者という生態を勉強するくらいのノリで接しましょう。もしくは、妹弟ができたと思ってかわいがるかですね。

話は逸れましたが、英語に関しては、ギリホリでも英語環境とオーストラリアでセカンド取って滞在期間を伸ばすことで克服できます。

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ということで、ギリホリの方が持つ悩みを大体網羅したつもりですが、役に立ちましたでしょうか?ギリホリの人って肌感覚ですが、かなり大きな母数がいると思うので、自分だけだと思わず、色々悩みながら頑張りましょう!

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ということで、ギリホリの結婚や就職などの悩みについてでした!

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