オーストラリアでのワーホリや留学も終わり、銀行口座を解約しようと思っているあなた。もしくは、オーストラリアの銀行の利息がいいから口座を維持しようと思っているあなた。
気を付けてほしい注意点がいくつかあります。
オーストラリアの銀行口座の解約方法
オーストラリアの銀行口座を解約するということは、ほとんどの人にとっては日本への帰国になるのでしょう。
そのころまでには英語が少しは話せるようになっていると思うので、基本的には銀行の支店に行って口座解約の旨を伝えればそれで口座は解約できます。
ただし、気を付けたいのが出国直前までデビットカードを使用していた場合。この場合、銀行口座からの引き落としが完了していないので銀行側が口座を閉鎖できません。
もしくは、働いていた先からの給料があとから振り込まれるという場合も銀行口座を残しておかないといけないですよね。まさか海外送金してくれる会社なんてないと思います。
でも、ANZやNABなんかはオーストラリアの現地でしか銀行口座を閉じることができないのです。
コモンウェルス銀行は日本に戻ってからでも電話で口座の閉設ができます。
コモンウェルス銀行に置いてある案内だと以下のようなフローで解約手続きが可能です。
① すべての預金を送金するか、使うか、引き出して口座内のお金をゼロにして下さい。
② あなたの口座は保留中の取引(将来の引き落としなど)がない状態にして下さい。
③ +61 13 22 21に電話して下さい。
セキュリティように設定した2つの質問に回答して終わりです。
簡単ですね。
ANZを利用していて、ゴールドコーストかケアンズから出国する人は日本人がいる支店(サーファーズパラダイス、サウスポート、ケアンズ支店)があるので、そこに相談しに行くといいです。
オーストラリアの銀行口座を維持する際の注意点
オーストラリアの銀行口座の利息がいいからということで日本に戻っても口座を残しておこうという賢い人も多いはず。
でも、いくつか注意すべきポイントがあるので気を付けて下さい。
まず、日本でもそうですが銀行口座をたくさん持っていると管理がややこしいです。銀行口座を持っているだけで様々な義務や責任やリスクが発生してきます。
例えば、オーストラリアの銀行で利息を得ている場合、この利息は課税対象になります。オーストラリアからもう離れているのにタックスリターン(確定申告)するのって面倒くさいですよね。
また、銀行のステータスが居住者になっている人は非居住者に変更しなければなりません。非居住者になった場合、銀行利息から10%が源泉徴収されます。非居住者の課税率も住んでいたころよりは高くなります。
まとめ
ということで、オーストラリアで銀行解約してから日本へ帰国することが多いと思いますが、その手続きは早めにしましょう。
保留中の取引があったりすると銀行口座閉設すら難しくなります。そして銀行口座を閉じれないと様々な義務や責任やリスクが発生してきます。
基本的には、オーストラリアを離れるときは銀行口座を閉鎖することをおすすめします。
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