海外にいると日本の証券口座で日本株を取引きできない!ということで、投資意欲は旺盛なんですが、海外在住で株の売買ができない私がストレス発散のために、株式を買ったと想定する企画を始めます。
現時点(2019年10月5日)で欲しい株をチェックして、半年後や1年後、5年後に株価がどうなっているかウォッチしてみようと思います。
海外から株を買えない欲望を発散するための完全なる自己満足の企画です。
俺ならこの株を買う!とかいう意見あれば下記にコメント下さい。
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そもそも海外在住だと日本株の売買はできないの?
結論から言うと、日本在住者でないと日本の証券口座を開くことができません。また、もともと証券口座を持っていたとしても届出をしなければならなかったり、海外の居住国の法令諸規則に則った対応を行うことはできません。
特にNISA口座に対しては、海外に出るときに口座廃止手続きをしないといけません。
日本最大のネット証券口座SBIだと以下のように注意書きがあります。
海外転勤等の理由により出国(非居住)される方への対応について
当社に証券総合口座をお持ちのお客さまが、海外勤務等の理由により一時的に出国「(本邦)非居住者」 される場合、原則「帰国されるまでの間」も当社の証券総合口座(お客さま名義)にて有価証券等をお預けいただくことができます。
ただし、当社では日本国外で金融商品取引業務を行う許可(免許)などを海外の監督官庁等から得ておらず、居住国の法令諸規則に則った対応を行うことはできません。
具体的なお手続き方法につきましては、「当社カスタマーサービスセンター」または「お客さまのお取扱い店」までお問い合わせください。※なお、特定口座等の税法上に関するお問い合わせの場合、お客さまの個別資産状況に関する税務相談につきましては、税理士法によりお答えすることができませんので予めご了承ください。
※「永住」される場合は、証券総合口座の閉鎖が必要となります。
永住する場合は、証券口座を閉鎖しなければならないんですね。
日本、タイ、マレーシア、フィリピン、ドバイとかに住みながらそれぞれの国で株式や資産運用している与沢翼さんはどうしているのか気になるところです。
海外に住み始めた場合、株式からの配当金にかかる税金がどうとか質問は出てきますが、SBIのような証券会社は個別資産状況に関する税務相談が税理士法によってできないんですね。
出国(非居住)されるお客さまへ
出国を予定されるお客さまは、「当社カスタマーサービスセンター」または「お客さまのお取扱い店」までご連絡をお願いいたします。「口座番号」、「氏名」、「出国予定日」、「出国されるまでの当社お手続き」等についてご確認させていただきます。
また、当社および信託銀行等からの連絡先、株主総会における議決権の代理行使等のため常任代理人の選任が必要となります。※常任代理人を選任される場合は、常任代理人業務を行っている弁護士等へご依頼いただくか、株式等の証券知識や税務知識等を有する方への選任をお奨めいたします。
なお、出国後に「(本邦)非居住者」に該当することが判明した場合、当社にて速やかにお取引の制限、特定口座やNISA口座(ジュニアNISA口座)の廃止などの手続きをさせていただきますのでご了承ください。
「(本邦)非居住者」に該当する場合、特定口座やNISA口座(ジュニアNISA口座)で上場株式等の管理を行うことはできません。
※出国後にNISA口座で支払われた配当金等がある場合には、遡及して課税されることとなります。
日本にいて株式投資するなら確実に開設するであろうNISA口座ですが、こちらは海外在住者には完全に適用されません。
日本の非居住者になればNISA口座は廃止しなければならないんですね。残念。
どうしても株式のトレードをしたい場合は、海外の居住国の証券口座を開設して、そこを通じて日本株を買うことはできますが、いつまで海外にいるか分からない場合は手続きが煩わしいですよね。
もしくは、その海外の国に日本企業が上場している場合もあります。
【3選】海外から日本株を買うとしたらどの株式を買う?
株式購入のコンセプトは、①高配当、②コモディティ化しない(もしくは既にコモディティ化していれば株価に織り込まれているのでOK)、③グローバルや事業のリスクヘッジができている、④株価が直近劇下がりしている(つまり社員の危機感が高かったり、窓際族はリストラ済)です。
まずは、高配当株ということでツイッターで話題になっているJT(日本たばこ株)。
健康志向の高まりにより、直近5年ほどで株価は下がり続けている会社ですが、配当利回り6.51%の高配当にも関わらず2016年から株価は半減しているので、下がりきったという考えから買いです。
政府の許可がないと販売できないビジネスなので競合との競争は避けられる安定国策銘柄です。テレビ、通信、電力と同じ既得権益ビジネスです。
食品ビジネスにもリスクヘッジが少しできているし、グローバルでM&Aを繰り返し拡大しているので、エリアのヘッジもできていると想定。
電子タバコがどうみられるのか、タバコは今でいう将来葉巻程度になってしまうのかがみどころ。特にタバコに未来は感じてないですが、配当の割に価値下がり過ぎてるので買い。
株価:2,365.5
単元株数:100株
配当利回り:6.51%
株主優待:自社グループ商品(パックご飯、即席ラーメン)
PER(会社予想): 11.69倍
総合商社株の良さは、一社で多くの種類の事業ポートフォリオを持っているので、自動的に分散投資できる点です。
数ある総合商社の中でも巨大すぎずアグラをかいてなさそうな双日を選びました。
明確な競合で優劣を選ぶ難しさが、学生は皆No1の企業に行きたがるので、その会社に最優秀層が集まる。
ここでいう三菱商事には東大生とか一橋大学の学生が競って入りたがります。そのため、そこを落ちた学生が他の総合商社に流れるような事実があるとすれば、三菱商事が伸びそうですが、伊藤忠商事の躍進のように常に順位が変わるのが分からないところ。
また、基本危機感がある会社の方が成長します。韓国がアジア通貨危機後から躍進したり、SONYがボロボロになってから再躍進しているように、危機感がある組織や国は成長する傾向にあります。
一方、沈まぬ船だと思っている社員が多い企業や国はゆで蛙のようにジワジワと死んでいきます。
そういったことを鑑みて、社員に勢いのありそうな双日にしました。丸紅は最近の副業解禁がいまいちなのと、住友商事はおじさん体質が大きいイメージなので、一度ニチメンと日商岩井の合併を経験していて危機感がありそうな双日にしました。
株価:325
単元株数:100株
配当利回り:5.23%
株主優待:なし
PER(会社予想):5.64倍
次にJTのタバコと反対にある医薬品にもベットしました。
言うまでもなく既に株価に織り込み済みだと思いますが、少子高齢化で追い風のマーケットに、グローバルへの投資でリスク分散もされている武田薬品にしました。
株価も急落しているので、這い上がるチャンスかなと。
株価:3,640
単元株数:100株
配当利回り:4.95%
株主優待:なし
PER(会社予想):表記なし
さて、JT、双日、武田薬品をいくらずつ分散投資していくかも設定しておきます。
最低購入代金
JT:236,550円
双日:32,500円
武田:364,000円
以下のようなポートフォリオで購入することに決めました。
JT:236,550円×3=709,650円(配当金46,198円)
武田:364,000円×3=1,092,000円(配当金54,054円)
双日:32,500円×6=195,000円(配当金10,199円)
総額:1,996,650円(約200万円)
毎年の配当金:110,451円
200万円株式投資することで、毎年11万円の配当金がもらえる計算です。
200万円貯金から株式投資に切り替えることで毎月1万くらいのおこずかいになりますね。
もちろん、株価の下落リスクもありますけどね。
他にも観光とかで星野リゾートとか、爆上がりを期待してIT系も検討しましたが、IT関連は配当利回りが低く投機の要素が低いのでやめました。
ということで、こんな感じで海外からバーチャル投資してみました。
ちなみに私は投資のプロでもなんでもなく、ファンダメンタルを調べたりしたわけでもなく、配当利回り高いランキングの上位からフィーリングとコンセプトで投資銘柄を選びました。
投資は自己責任でお願いしますね。
数年後に株価が上がったら買っとけば良かったと後悔し、下がったら買わなくて良かったと本来とは逆のリアクションになるのがバーチャル投資です!
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