【お金欲しい人必読】『これからのお金の教科書』をガチで読んで要約を詰め込んだ。レビュー・感想・評価を赤裸々に公開!

今朝Amazonでポチって、3時間くらいで『これからのお金の教科書 年収の伸びしろがケタ違いになる視点65』を一気に読み上げました。

正直、最初あまり著者の田端さんに人物的に高い評価をしていなかったので、買うかけっこう迷ったのですが、まぁ知識と教養になる本だし投資だと思えばいいかと思って購入。

結論、サクッと読めて新しい情報や合理的な考え方がいくつかあったので買って良かったです。

この記事では『これからのお金の教科書』に書いてあった内容の私の中で印象に残ったハイライトをザックリ3つにまとめました。

ちょっとその前に著者の田端信太朗さんについて

3つのハイライトの前に著者についても簡単に説明しておいた方が、感情移入できると思うので説明しておきますね。

リクルートでR25創刊、ライブドアでメディア事業部長、LINEで広告担当の上級執行役員として上場へ。前澤社長の誘いでZOZOの広報/ブランディング担当執行役員。

(ツイッター@tabbataより)

本にも書いてある略歴だと「NTTデータ→リクルート→ライブドア→コンデナスト(VOGUEなどの雑誌)→LINE→ZOZO」という時代の最先端を波乗りしてきたような方ですね。

ちなみに私が冒頭で人物的に高い評価をしていないと言っていた理由は3つあって、ツイッターとかでスケベ画像みたいのをツイートしていること。また、下心か実績のない女性インフルエンサーとのみ絡んでいること。

最後にYoutubeを見て話し方に頭の回転の遅さを少し感じ、内容も見事ブーメランだったことですかね(下記動画)。

あと、コメント欄の批判意見に対してだけ「いいね」してないのがあからさまで、なんか少しカッコ悪いなと申し訳ないですが思ってしまいました(下記コメント)。

じゃあなんで買って良かったのとなりますが、内容的に思ってたより悪くなかったからです。

もちろんどこかで誰かが言っていたようなことの寄せ集め的な要素もありますが、それでも良いと思えるポイントがあったので紹介しています。

その良かったポイントのハイライトが以下3つ。

1. お金に対する解像度が高いか?

著者によると田端さんはお金に対する解像度が高いかどうかで、ビジネスマンとしての優秀さを面接で判断しているようです。

確かに「人生でやりたいことリスト100の作り方」みたいのって数年前にはやり、私もエクセルでまとめましたが、そこにいつまでや、いくらお金が必要なのかみたいなことって書かなかったですよね。

意外に世界一周や、どこどこに住む、行く、資格を取る、MBA留学、カフェ開業とかってお金でなんとかなるケースって多いですよね。

田端さんはこう言います。

「人生で実現したい夢のために必要な金額がわからずに、いつの間にか人生が終わってしまうのは、本当につまらないと思います。」

確かに、私のお金や夢に対する解像度って低かったなと思いました。

2. 副業について欠けていた視点とは?

副業って最近はやっていて日本の社会にも浸透してきていますが、自分には大事な視点が欠けていたなと思う言葉がありました。

「誰かが喜ぶもの、欲しくなるものを産み出すために労力を注げばそれはお金になるということ。お金を作り出したのと同じです。どんな投資ても副業でも、そのような視点を持って、どうやって価値を生み、自分の時間を使うかを考えるのはとても重要です。」

これも、当然と言えば当然なのだけど、副業をするとき「いかに儲けるか」「どうストック資産を貯めるか」ばかりに気を取られていた気がします。

誰がこの情報、モノ、サービスが欲しいかについて深くは考えていなかった気がします。

「他人からみた自分の利用価値はなんなのか。それをきちんと語れる人がプロなのです。」

YoutuberのHIKAKINさんの話も出ていて、彼はスーパーの社員寮に住んでいて、給料日に周りの人からのみに誘われても、誘いを断り、動画撮影の編集機材を買うほうにお金を使っていたそうです。

サラリーマンで休みをただダラダラと過ごすのではなく、何かそのときはお金にならなくても、将来的に資本になりそうな知識や経験を積み重ねておく。

この発想ができるかどうかで、ただの副業で終わるか、本当にお金持ちにつながっていく良い副業になるかが決まります。

3. 値付けがバリューベースかコストベースか?

これも目から鱗だったんですが、営業マンの方って物やサービスの金額の理由を求められたときって、どれくらいコストがかかってとコストの足し算をしていません?

車を一台売るにも、部品のコスト+物流+人件費+電気代+広告宣伝費が累積されてそこに利益10%をのせてるので、この値段のようになると思います。

しかし、その発想から抜けて、この車一台を買うと移動時間が1時間短くなり、あなたの時給が2000円と考えると1年でこれだけの価値を産み出せます。

またその車でUBERのドライバーや配達をすると月収20万円稼げて、、、のように車を購入することによる価値を訴求します。それは家族とのドライブなどでも良いでしょう。

例で出ていて面白かったのが、勝間和代さんが有料メルマガを始めるときに、当時の相場は月額800円だったようですが、勝間さんは月額5000円で「勝間塾」を始めたようです。

「なぜならこれは、頭脳労働、知識労働においてのスポーツジムだからだ」と謳っていたようです。おもしろいなと思いました。

スポーツジムなら月会費の相場観が1万円前後なので、月額5000円に納得感が生まれます。

4. 死ぬ前にお金に対してどう思うか?

よく「やってする後悔より、やらないでする後悔」という若者に人気のフレーズがありますよね。

同様の発想だなと思った彼の考えがこちら。

これはぼくの勝手な考えかもしれませんが、死ぬ前に「もっとお金を貯めておけば、老後の生活が豊かになってよかったのに!」と思うか、「お金はあるけど、もう体力も気力もない。もっと若い時に借金してでも、やりたいことをやればよかった」と思うか。

おそらく、後者の人のほうが多いはずなんです。お金のことはあとからでも何かで取り返せるが、若いときの体力、気持ち、時間は取り返すことができない。

確かに、お金についても「●●する後悔より、●●ないでする後悔」というフレームは通じるところがあるなと思いました。

あと、意外に大事だなと思ったのが、「若いときの気持ち」という部分。年齢を重ねるごとに体力が落ちていきますが、「気持ち(パッション)」が落ちていくことも計算に入れている人って多くないよなと思います。

最後の末尾にもこの本に込めた思いが述べられていました。

この本をきっかけに、読者の皆さんが、たかだが「お金」がないことを理由に、自分が人生で成し遂げたかった何かを諦めるなどという悲しいことがなくなり、一度しかない自分の人生を充実させて生きられるように、お金のために働くのではなく、お金を自分のために働かせる状態にたどり着けることを願っています。

5. 転職について

田端さんは本によると転職によって次々と年収を500万、1000万、2000万円とUPさせていった方のようですので転職に関する考え方も参考になります(以下、箇条書き)。

  • 自分が送りたい生活のために、収入を増やすことが必要なら、その会社での昇給を待つのではなく、転職してしまうのもアリです。
  • 今の職場をなおざりにするのではなく、最低限「いてもらったほうがいい」という評価をされている状態でいること。できれば「アイツに抜けられると困るな」と上司や先輩から思われる状態になるのが理想です。
  • 会社で出世することが成功でもなんでもなく、あくまで社員本人が、新しい価値をつくり出せるようになることのほうが意味がある。
  • 世の中には、ただ漫然といいものをつくっていれば評価され、お金持ちへの道も拓けると考えている人が多すぎます。結局、誰にいいと言わせれば全体のムードが動くのか。そこを考えた方がいい。
  • もっと言えば、いい人材になれば転職がうまくいくというのも甘い。まず自分が今行きたい会社を名指しで言えるのは最低条件として、更に上司にしたい人も名指して言えるくらいリサーチしておくのは、当然です。そして本気で転職活動するならツイッターでもFacebookのメッセンジャーでも何でもいいので、個別に未来の自分の上司にきちんと礼儀も踏まえてあいさつし、アピールしていったほうがいい。

大事なのは、ただ仕事を頑張っていれば(高い営業成績を上げていれば)評価されると思わないこと。
昔よく言われた日本の製造業のガラパゴスと同じですね。ただ良い製品を作っていれば良いわけではない。マーケットに評価されないと意味がないということ。

MBA的な言葉で言うとプロダクトアウトではなく、マーケットインの発想。

また、転職に関する解像度の高さという部分も「なるほどな」と思えました。

いずれかは転職するぞと思っていても、どこの会社で、更に言うと誰とまで解像度を高く考えたことはなかったので考えてみようと思いました。

ということで、新時代のお金の考え方を学べる教科書、『これからのお金の教科書』の感想やまとめでした。

人物的に評価していなかった私でも最後は買って良かったと思えた本なので、ぜひサクッとAmazonからポチってみてください。本への自己投資をためらっているようなスピード感ではだめですよ。

また、海外での転職や副業にチャレンジしたいと思っている方は、私のnoteもお手頃で実体験に基づくリアルな情報が盛りだくさんです。

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