今では格安旅行の定番となったLCC(ローコストキャリア)でのフライト。
AirAsiaなどは日本にも就航しており、馴染みがあると思いますが、インドのLCCをご存知でしょうか?
実は、Go First(Go Air)、Vistara、Indigo、Spice Jetなど様々な格安エアラインがあります。
今回はその内3社の飛行機に実際に乗ったので、評価や注意点をレビューしようと思います。
ちなみにインドのナショナルフラッグキャリアはエア・インディア(Air India)になりますが、あまり評判が良くなく、値段もLCC並みに安いです(以下写真の飛行機)。
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Go First (Go Air)
ムンバイをベースにするウルトラ・ローコスト・キャリアと呼ばれるGo First Airline。
会社名はGo Airなので名前が近くて紛らわしいです。この後紹介するIndiGoもありますからね。笑
Wadia Groupというインドの財閥のエアラインで、インドで5番目に大きいエアラインのようです。
今回は国際線に乗りました。
機内はこんな感じで、国際線ですがインド人でいっぱいです。
オプションで頼まなければ、機内食はおろか、水などの飲み物すらもらえないです。
飛行機はエアバスで、特に揺れなどに問題ありませんでした。
Vistara(ビスタラ)
Vistaraはインドの財閥Tataグループとシンガポール空港の合弁エアライン。ニューデリーの空港をハブとしています。
会社はグルガオンを拠点としています。
LCCの中では唯一機内食が出て、フルサービスを提供するのでLCCのカテゴリーには入らないかもしれないですが、LCCと同じ金額帯になります。
なので、金額が同じであればVistaraを選んだ方がいいでしょう。
機内はこのようにエアバスの機体になります。今回は国内線でした。
ご飯はこのようにインド人向けの食事になり、美味しかったです。
水やクッキーも提供されて良かったです。
IndiGo
IndiGoは国内線では1番のシェアを持つエアラインになります。
乗客数ではアジアで4番目の大きさのLCCになります。
IndiGoもグルガオンを拠点とするLCCです。
IndiGoはGoFirstと名前が似ていて、青色のロゴなので本当に紛らわしいですね。
Spice Jet
Spice Jetはインドで2番目に大きい、グルガオンを拠点とするLCC。
もともとはModiLuftというタクシー会社がエアラインを買収して名前を変えてSpice Jetになりました。
Spice Jetは機内食は出ませんが、水は無料でコップで提供されるのが特徴です。
今回は国際線に乗りましたが、Spice Jetだけ機械のチェックインに対応していなくて、チケットをプリントしていないと空港の中に入れずに困ることになるでしょう。
インドのおすすめLCC
ということでインドの全てのLCCに乗りましたが、結論から言うとVistaraが一番良かったです。
LCCレベルの金額で、機内食も出ますし、めちゃくちゃ美味しいわけではないですが、簡素なインド風チャーハンみたいな食事はお腹を満たすには良かったです。
Spice Jetも水は提供されますが、機械のチェックインに対応していなかった点が不便で個人的には大きくマイナスポイントになりました。
他は正直同じくらいのレベルです。
インドLCCの注意点
・チケットは印刷すること
日本と違い予約表がないと空港に入れず、チェックインしてチケットを印刷できません。また、日本語の予約票を見せても対応してくれないので注意。
・国内線は2時間前、国際線は3時間前ルールは守ること
これはよく言われる空港の到着時間のルールですが、従順にこのスケジュールを守ることをおすすめします。
理由はインド人の乗客でいっぱいになり時間がかかり、日本人が遅れて英語でよく入りさせてもらうことは難易度が高いからです。
・空港のWIFIは使えないと思っておくこと
一般的に空港では当たり前に無料WIFIがありますが、インドのWIFI事情で言うと、インドの携帯番号がないと使用できません。
インドのSIMや海外SIMを予め用意しておかないと、かなり困ることになると思います。
インドLCCの4社に実際に乗ってみた感想
LCCというだけでも怖いのに、インドのLCCと言ったら不安に思う人は多いはず。
実際に4社全てのインドLCCに乗りましたが、上記の注意点以外はなんら問題なかったです。
墜落することもなかったですし、不快な思いもしなかったです。ということで、皆さんも恐れずにExpediaなどで一番安いLCCのチケットを比較してみましょう。