最近、『80歳までの「40年」を、全力で働けるのか?「40代オッさん」が考えるキャリアの選び方』というログミーの記事がバズっていました。
このテーマ自体もおもしろいですが、僕が意外に興味を持ったのが好奇心の強さを図にした線グラフ。
好奇心というのは、大きさに幅があります。好奇心がすごくある時とない時とあるんですけど、好奇心がなぜできるかというと、「予想と現実の不整合さ」。要するに、自分の予想をちょっと超えたところに未知のものがあると、すごく興味を惹かれるわけです。
ところが、自分のぜんぜん手の届かないところに行った瞬間に、ぜんぜん興味がなくなるんですね。これが知らず知らずのうちに(好奇心の幅を)縮めてしまうんです。なぜかというと、自分の枠がはまってしまうんですよ。いろいろお金とか家庭とか、いろんな枠にはまるじゃないですか。
[参考]
自分自身でかみ砕いて言うと、知ってることを言われても興味を持ちませんよね。
例えば、「カフェインを摂取すると眠れなくなる」と言われても、そんなこと知ってるよと思い、そんな記事がネット上にあっても開かないと思います。これは、予想と現実の幅が小さい状態。
一方、「100万年前のブラックホールはThe O2の10個分だった」って言われても興味持ちませんよね。100万年前って昔すぎるので今の自分には関係ないし、宇宙って物理的に遠いし、The O2って知らないし(世界最大のイギリスにあるドームのようです)、興味を失うんです。これは、予想と現実の幅が大きすぎる例です。
Twitterで自身の半径100mくらいの個人から発信される手に届く情報をフォローしていませんですかね?
同じ地域に住んでいていて、地元の安くておいしい新しいレストランを発信し続ける人がいたら僕はフォローします。
なぜなら、距離が近く実際に行けるし、手に届く価格帯の新しいおいしいレストランの有益な情報を発信しているからです。これが、予想と現実の幅がちょっと超えた道なんです。
人は自分の近くにあり、ちょっとがんばれば手に届く範囲の道に興味が湧くんです。
情報発信する人はここを意識するのもいいかもしれません。