最近、GROOVEという言葉を広告、店名、会社名などで見ることが多くなりました。
辞書でgroove(グルーヴ、グルーブ)と調べても意味がよく分からないという人のために、分かりやすく本記事を書きました。
本来のgrooveの意味は溝
groove : a long, narrow, hollow space cut into a surface
溝:表面が削られた長く、狭く、くぼんだ空間
(ケンブリッジ辞書)
日本語で一言で言うとgrooveとは「溝」という意味です。
レコード盤の溝や、タイヤの溝もgrooveと言います。
音楽業界のgrooveの意味と語源
groove: a musical rhythm that is enjoyable and makes you want to move or dance
リズム:人々を躍動させる音楽の楽しいリズム
(ケンブリッジ辞書)
ミュージック業界におけるgrooveはリズムを意味します。
音楽業界からgrooveという言葉は派生しましたが、最初はレコードに刻まれた溝から生まれた言葉になります。
デジタルのノペっとした感じと違い、アナログの立体感のある音が好きな人はいまだにアナルグレコードを好む人もいますよね。あの生々しい音、それが生み出す躍動感や一体感、それがgrooveの語源なんですね。
スラングとして一般的に使われるgrooveの意味
語源の背景は説明しましたが、今の時代に使われるgrooveの日本語の意味は、「高い盛り上がり、ハイなノリ」になります。
少し古い日本語で言うと「ハイテンション」に似ているかもしれません。
ビジネスやプロジェクトの進行がうまくいっているときにも使えます。
Our team is really in the groove right now, and everything goes smoothly.
私たちのチームは今いい感じです。全てが順調に進行しています。
groovyの意味や使われる例文
一方、形容詞のgroovy(グルーヴィ)は、「イカしてる、素晴らしい、魅力的」という褒め言葉として使われます。
This song is very groovy.
この曲めっちゃイケてるね
イケてるという言葉がもう古いですが、カッコいいねと言い換えてもいいかもしれません。
groovyという言葉はは1960年代に特に人気だったスラングで、1970年代くらいからカッコいいものや、ファッショナブル(流行にのっている)なもの、楽しいものに音楽の文脈で使われるようになりました。
今では、もっと一般的に使われて、レトロやノスタルジックを連想させる言葉となっています。