今週の凄まじい円高、海外在住者が損しないために取るべき手段と3つの理由

2016年6月現在、円高がかなり進んでいますね。海外在住者にとっては、為替の動向は注視している方が多いと思います。

今のどんどん進んでいく円高に対して取るべき手段について考えてみたので、ご参考にして下さい。

結論から言うと、海外在住者にとっては、ほとんどの場合において、送金手数料を払ってでも持っている円を住んでいる国の通貨に交換した方がいいです。特に今後その外貨を使われる場合は。

理由①:外貨の方が金利が高い

マイナス金利を実施している日本ですから、恐らく日本より銀行利率が低い国はほとんどないはず。僕が住むオーストラリアで、普通預金で1.5%-2.8%(Commonwealth bankより)前後です。定期預金だとそれ以上高い利率になります。

フィリピンやタイなどの新興国に住まれている方は、額や期間によりますが定期預金だと5%前後は超えれると思います。

理由②:為替ウォッチング生活から解放される

私も昔はそうでしたが、海外に生活していてどこかのタイミングで持っている日本円をその国の通貨に交換しようと考えていると、常に為替の動向に心配しながら生きる生活になります。

為替の動向に興味がある人ならいいのですが、為替のために生きているわけではない人にとっては、その一喜一憂する時間がもったいないです。早くこの円高のタイミングで通貨を交換して、金利生活をエンジョイした方が有意義です。

理由③:円高の恩恵を確定できる

言うまでもなく、為替の動きは誰も予想できないです。ただ、今の円高が過去2-3年でかなり高水準の領域にあることは確かなので、このタイミングで両替しておくことで、過去2-3年で最もいい状態で外貨と交換できたということが確定できます。

この先更に円高が進んだら、あとで替えればよかったとなりますが、それは誰にも分らないしです。少なくともこの2-3年で一番良い時期に両替できたという事実を確定させることがより重要だと思われます。

というわけで、この円高の機会にどういう手段を取るべきかの1つのアドバイスでした。

言うまでもなく、為替リスクは全て個人の責任でお願い致します。このアドバイスに従ったからといって、損をしたなどの責任は一切負いかねますので宜しくお願い致します。

尚、本アドバイスは個別の事象を鑑みたものではないことをご了承ください。例えば、もう少しで日本へ帰国する予定があるだとか、この国の金利はどうだとか、1つ1つの個別の事象がある場合、アドバイスは異なってくると思います。

現在、オーストラリアドルは、1豪ドル当たり76.4円近くで推移しております。2年前は95円あたりをうろついていました。NHKニュースによると「日銀 大規模な金融緩和策維持を決定」とありますので、また黒田バズーカのような調整が入るのでしょうか。ブラッフィングがどこまで続くか。

また、同記事では、今回の円高の原因を「金融市場では、今月23日にイギリスで行われる国民投票に向けて、EU=ヨーロッパ連合からの離脱派が勢いを増しているとの見方から円高や株安が進むなど不安定な値動きが続いています。」と述べています。

私はと言うと、とっくに貯金していたほとんどの円を豪ドルに交換して、定期預金で高利回りの利息生活をエンジョイしています。300万円くらいあったとして、4%で回せれば毎月一万円入ってくる計算になりますからね。これはでかい。本当は外貨リスク分散した方がいいんでしょうけど。

以上です。

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