コーチングの基本(傾聴、承認、質問)・GROWモデルを学んでテクニックを習得!

今コーチングのサービスが世の中で流行しているようなので、趣味としてエッグフォワードの徳谷さんのコーチング手法を参考にコーチングのテクニックをチェックしてみた。

無料でYouTube動画も観れるのでぜひチェックしてください。

キャリアづくりの教科書という本も出版しているので、ぜひ参考にしてみてください。

コーチングとは(四象限で語源と共に考える)

そもそもコーチングのポジショニングを四象限で考えてみましょう。

コーチングとは相手の内側からの答えを問いかけによって導き出します。

コーチの語源は馬車で、ティーチングやトレーニングの語源は列車(トレイン)であることを考えると、トレーニングはゴールが決まっており、そこに向かって一直線に進みます。

コーチングは馬車なので既定の進み方はなく、相手に合わせて好きな道に進んでいくことになります。

また、カウンセリングなどは既に病気などの形で問題が浮き彫りになっていて、それを解決するサービスになります。

必須の三大要素(傾聴、承認、質問)

簡単に見えるが奥が深い。この傾聴、承認、質問を繰り返すことで、コーチングは行われる。

されにこの3要素はもっと細かく分かれるので見ていこう。

①傾聴

短時間で心理的安全性を作っていかに関係を構築できるか。単に聞くのではなく、聴いて受け止める。非言語コミュニケーションもポイントとなる。

・笑顔:笑顔を向けることで話しやすさが増す。目元口元の印象を柔らかくし、安心感や信頼感を醸成

・頷き、相づち:相手の言葉や抑揚にあわせて、首の動きや体全体を使った頷きと相槌を活用する。細かく頷く、深くゆっくり頷くなど。へぇー!そうなんだね!すごいですね!わかります!など

・オウム返し:相手の言ったことを「オウム返し」で繰り返す。

「〇〇だったんだね」など、相手の話した言葉や考え、感情を言葉として繰り返しまとめる

・沈黙の受容:沈黙は相手にとって重要な情報処理/整理と心得る。つい発言したくなってもぐっと堪え無言で待つ

②承認

褒めることではなく、行動の変容を促す承認、相手の行動や存在を認め、肯定すること、結果の承認だけでなく、プロセスの承認、存在承認、その人が変化しようとしていることの承認、相手をきちんと見た上で、それらの事実や成果を認めること。

・存在承認:相手の存在そのものを承認すること。個別に声がけをする、相手の話を覚えている、紹介する、誘う、相手に応じたコミュニューケーションを与える

・行動/プロセス承認:相手の行動やプロセスの好ましい言動を認めること。「前回より〇〇しているね」「〇〇のアプローチが素晴らしい」「いつも〇〇してくれてありがとう」

・変化承認:相手の言動が良い変化に着目して承認すること。「〇〇の取り組みが、前回より〇〇に上がったね」

承認にはYouメッセージより、Iメッセージの方が有効。「(私は)嬉しくなりました」。組織にはWeメッセージを伝えるのもよい。

③質問

質問のステップGROW

ゴールと現状を認知しないことには、そこの差分をどう埋めていくのかめちゃくちゃ考えにくい。

・Goal:目標

・Reality:現状

・Option:Gapを埋めるための選択肢

・Will:どれから着手、どれだったらやろうと思うか

問いをする側のコーチはどのステージの話をしているかを知る必要はある。

質問のスキル

・チャンクダウン(深ぼる。具体的には?)とチャンクアップ(抽象化。つまり?)

・スライドアウト(他には?視点は広げるが、繰り返すと圧力に)

質問は要素分解できる。それを組み合わせて話す。

傾聴と承認をセットにする。

もっとコーチングについて知りたくなった人は、コーチ・エイが出版する「コーチングの基本」を読みましょう。

トップへ戻る