こんばんは、今日はオピニオン系の記事書きます。Famz編集長です(@famzau)!
オーストラリアには毎年1万人前後のワーキングホリデーの方々が来るのですが、そのあと何しているかって、大体別の国にワーホリ行ってたりしたり、世界を旅したりしてるんです。
なんでかって、想像してみてください。
海外に行くときって、地元の友達や前職の職場の人々に「俺海外行ってくるわ!」ってイキってサヨナラするわけです。
「海外でビッグになって帰ってくるからよ!」「世界で色んな人の価値観に触れて人間の幅広げてくるわ!」「俺、日本の考え方合わないんだよね!性格が昔っから外国人なんだよね!」みたいな言葉を残していくわけです。
そんで周りの友人も関係を壊したくないから、「お前は昔っからデカい男だな!」「海外に行くとかすごいな!」「変わっている性格は海外向きだね!」みたいな感じでヨイショするわけです。
そんでもって更にフェイスブックやインスタにリア充写真や英語で投稿し始めるわけです。
気づきましたか?この片道切符に?
もう、こんな感じで決め台詞や印象を残してしまった以上は普通に海外でワーホリでそこそこバイトして生活して、アジア人の友達作って帰って来れないんです。ハードルを上げすぎてしまってるんです。
ビッグになって帰ってこないと、期待を裏切ってしまう。日本に帰国して普通にバイトとかして、普通に社会人になってしまったら、その1年は何だったの?長期休暇?自分探し?みたいな感じになっちゃう。
でも大抵の人はそんな感じでいつの間に1年が過ぎてワーホリ生活が終わるんです。でも、期待背負った分帰って来れない。じゃあ、次の国に行ってもう1年延期して、その間に何かビッグなことをしようとなる。でも、その1年も普通の生活で終わって、どうしようってなるんです。
ということで、日本には留まらずどっか次の国にワーホリするのが定石です。
グローバルな印象を背負ったわけですから、そのプレッシャーがあるんですね。そんで色んな国を転々とするという無限ループにハマるんですよ。リア充写真をSNSに投稿し続けて、自分を取り繕って「海外にいる俺最先端、窮屈な日本にいる人たち狭い世界」みたいなポジショントークをし続けなければいけないという地獄のループ。
そんなループに陥ったあなたには『生きる意味 (岩波新書)』をおすすめします。なにに生きがいを感じるか分かります。